府中タイガース 初V 都少年軟式アンダーアーマートーナメント

2019年8月29日 02時00分
 第51回東京都少年軟式野球大会アンダーアーマートーナメント2019(都軟式野球連盟主催、東京中日スポーツ・東京新聞後援)は11、12の両日、足立区の西新井緑地野球場で決勝までの7試合を行い、府中タイガースA(府中)がクロウズA(武蔵村山)を下し優勝した。(ペン&カメラ=竹下陽二、都丸満)
 ▽決勝
府中タイガースA
   222001|7
   000000|0
クロウズA
 (6回コールド)
(府)吉原聖也-東岡達也、農塚啓大郎
(ク)菊地大輔-大野颯人
【本塁打】林輝一、東岡(府)

18年ぶり2回目の東京制覇

初優勝を果たした府中タイガースの選手ら

 府中タイガースAが、2001年の全国大会都予選以来、18年ぶり2回目の東京制覇を果たした。
 「厳しい練習を乗り越えて優勝できて良かったね。本当におめでとう、本当にうれしい、おめでとうしかない!」。目頭を熱くし安島修一監督が、大会初優勝を決めた選手をたたえた。
 今チームは、都大会に2度出場しているが、昨秋の新人戦は初戦で、5月の全国大会予選では準々決勝で敗れ悔しい思いをした。そこから新たに目標を掲げ、課題だった精神面をしっかり鍛え直した。
 その精神面に加えエース・石崎祥真、小川孝三郎、吉原聖也の3本柱と、守備、打撃もガッチリかみ合った。大森ホワイトスネークス(大田)との2回戦、サンジュニア(台東)との準決勝など、前評判が高かった相手投手との対戦が多かったと言うが、僅差の試合でもしっかり競り勝ち“気持ち”の成長を見せた。

決勝で先発し6イニングゼロ封の好投で優勝に導いた吉原

 決勝は、1回表に東岡達也の2点先制打、2回には、林輝一のソロなどで2点。さらに3回には、東岡が推定90メートル先に流れる荒川に放り込む2ランを放ち突き放すと、6回には4番・高山利健の適時打で7点差とした。投げては、「精神的に弱かった」(安島監督)という一人、吉原が先発し6イニング2安打の好投で投げきりゼロ封。今大会限りで引退する3年生の花道を飾った。

決勝の6回表2死二塁、高山が放った右中間適時打で、チーム7点目を奪った

 農塚啓大郎主将は「都大会で負けて、いっそう団結力が深まった。今年は特に仲の良さが光った。そんな仲間に恵まれて楽しく野球ができてよかった」と満面の笑みで3年間を振り返った。

クロウズ準優勝

準優勝のクロウズ

 涙が止まらない。うれしさより悔しさだった。あと一歩のところで初優勝を逃がしたクロウズの大塚愛都主将は泣いていた。
 「チャンスを作れたのに生かし切れませんでした。それが、府中との差でした。去年は準々決勝でサヨナラ負け。それだけに、優勝したかった。あと1勝が近いようで遠かった」
 連日、炎天下の熱い戦いだった。前日の準々決勝では、前年度優勝のリトルジャイアンツ(葛飾)に接戦の末に激勝。そして、この日の準決勝でも立川ベースボールクラブとの接戦に勝利して決勝に進んだ。
 しかし、決勝では府中タイガースの豪打強打に捕まってしまった。3回を終わって6失点はズシリ重かった。クロウズも初回と2回に好機を作ったが、タイガースの野手陣の好プレーに阻まれた。序盤に1点でも2点でも取れていれば展開も変わっていただろうが、勝負運もなかった。
 「向こうは勝負どころでライナーを打ってきたが、うちはフライを打ち上げた。その差。それでも準々決勝、準決勝と相手が力的には上。選手はよく頑張ったと思う」と豊泉健一監督は選手をねぎらった。
 ▽準々決勝
クロウズA(武蔵村山) 2-1 リトルジャイアンツ(葛飾)
立川ベースボールクラブ(立川) 8-1 日大二中(中体連)
府中タイガースA(府中) 5-1 青戸中(葛飾)
サンジュニア(新宿) 6-1 新宿牛込ベースボールクラブ(台東)
 ▽準決勝
クロウズA 2-1 立川ベースボールクラブ
府中タイガースA 7-4 サンジュニア
       (タイブレーク9回)

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