「ロッキン」中止を発表 茨城県医師会の要請受け 渋谷陽一さん「悔しい」【要請書・コメント全文】

2021年7月7日 16時21分

ロック・イン・ジャパン・フェスティバルのウェブサイト


 茨城県ひたちなか市の国営ひたち海浜公園で8月7~15日に開催予定だった、国内最大級の野外音楽イベント「ロック・イン・ジャパン・フェスティバル2021」のイベント事務局は7日、新型コロナウイルスの感染拡大により中止すると発表した。
 中止は昨年に続いて2年連続。今回は8月7~9日と14、15日の計5日間の開催で、あいみょんやサンボマスター、LiSA、YOASOBIなどが出演予定だった。事務局がイベントのサイトに掲載した説明によると、県医師会から2日、主催者の地元ラジオ局「茨城放送」に中止検討を求める要請書が提出されたことを受け判断した。
 イベントの総合プロデューサーで音楽評論家の渋谷陽一さんは同サイトで「音楽を止めない、フェスを止めない、という思いは多くの音楽ファンが持つ共通の思い」とコメント。「いつも最前線で戦い、状況を切り開く覚悟で頑張ってきましたが、今回は思いはかないませんでした。でも私たちはこれからも最高のフェスを作り続けます」と決意を記した。
 ネットでは「ショック」「五輪もやるのに」と嘆く声がある一方、地元では全国から多くの人が集まることに不安も出ていた。
 フェスは2000年から海浜公園で毎年夏に開かれ、19年は過去最多の約34万人が来場した。(松村真一郎)
 ◇ ◇
 茨城県医師会などからの要請書は次の通り。

茨城県医師会からロック・イン・ジャパンの主催者に出された要請書

令和3年7月2日
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」主催者 殿
「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」に関する要請書
 平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 さて、本県における新型コロナウイルス感染症は、令和2年3月17日に県内初の感染が確認されて以降、6月末時点で感染者10,544名、死者164名に上っております。
 この間、県民一丸となって、感染拡大防止に向けた取組みを重ねるとともに、我々医療従事者も昼夜を問わず、懸命な医療活動に当たってきたところであります。
 現在、一時の危機的な医療逼迫の状況は脱したものの、希望者全員へのワクチン接種は未だ進行過程にあり、感染力の強い変異株の勢力拡大によって、いつ何時、全国的な蔓延が繰り返されるのか、大いに懸念されるところであります。
 こうした状況の中、先日、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021」の開催が公表されました。2000年からスタートしたこの催しが、今や本県における夏の風物詩として定着し、地元に大きな経済効果をもたらしていることに、いささかの疑念もありません。
 しかしながら、例年に比べ大幅な入場制限等の措置が取られるとしても、現下の状況で開催されることについては、強い危機感を抱かざるを得ません。
 つきましては、こうした事情をご賢察のうえ、下記の事項について、特段の御配慮をいただきますよう、要請いたします。
1 今後の感染拡大状況に応じて、開催の中止又は延期を検討すること。
2 仮に開催する場合であっても、更なる入場制限措置等を講ずるとともに、観客の会場外での行動を含む感染防止対策に万全を期すこと。
                      以上
ひたちなか市医師会 水戸市医師会 日立市医師会 土浦市医師会 古河市医師会 龍ケ崎市医師会
牛久市医師会 石岡市医師会 結城市医師会 常陸太田市医師会 取手市医師会 つくば市医師会
県央医師会 笠間市医師会 那珂医師会 水郡医師会 多賀医師会 鹿島医師会 水郷医師会 稲敷医師会
真壁医師会 きぬ医師会 猿島郡医師 筑波大学医師会 東京医科大学茨城医療センター医師会
茨城県医師会大規模病院連絡協議会 茨城県医師会
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