東京五輪「大会関係者も最小限に」尾身茂氏が危機感 特例認めて感染拡大「当然、あり得る」

2021年7月7日 19時36分
尾身茂氏

尾身茂氏

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は7日の衆院厚生労働委員会で、東京五輪・パラリンピックについて「無観客が望ましい。大会関係者も最小限にすることが重要だ」と強調した。東京五輪の開催に当たっては「かなり覚悟を持って対策しないと、感染拡大の懸念がある」と危機感を示した。
 尾身氏は、東京都など首都圏で既に感染が拡大しており、他地域に広がる恐れがあると指摘。「7月から9月にかけては、日本のコロナ対策の取り組みの中でも最も重要な時期の1つだ。夏休みやお盆、五輪・パラリンピックが始まる前に効果的な対策を打つことが必要だ」と訴えた。
 政府が国民に感染防止策の徹底を求める中、別枠扱いで会場に入る国際オリンピック委員会(IOC)などの大会関係者がテレビに映れば「矛盾したメッセージ」を与えると懸念。「政府、自治体がしっかりした対策を打つと同時に、整合性のあるメッセージを出すことも重要だ」と述べた。
 コロナ対策のプレーブック(規則集)で行動が制限される大会関係者にコンビニ利用などを特例で認めていることに関しては「実効性を持った対策を打ってほしい」と要請。立憲民主党の山井和則氏が「例外規定からアリの一穴で感染が東京に広がらないか」とただしたのに対しては「当然、可能性としてはあり得る」と述べた。(山口哲人)

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