ハイチの大統領、暗殺される 私邸に武装集団が押し入る 暫定首相は非難声明

2021年7月7日 23時00分
2020年3月、ハイチの首都ポルトープランスで記者会見するモイーズ大統領=ロイター・共同

2020年3月、ハイチの首都ポルトープランスで記者会見するモイーズ大統領=ロイター・共同

 【ニューヨーク=杉藤貴浩】カリブ海の島国ハイチのジョブネル・モイーズ大統領(53)が7日未明、自宅を襲った正体不明の武装集団に銃撃され、暗殺された。複数の欧米メディアが伝えた。
 ジョゼフ暫定首相は声明で「憎むべき非人道的で野蛮な行為」と非難。「国の治安は警察と国軍の管理下にある。民主主義と共和国が勝利する」として、国民に平静を呼び掛けた。大統領夫人も撃たれ、治療を受けている。
 武装集団は拘束されておらず、何人かはスペイン語を話していたという。ハイチの公用語はフランス語とクレオール語。首都ポルトープランスでは一部で略奪が起きた。
 モイーズ氏は実業界出身で2017年2月に就任した。同国では反政府デモで19年の議会選が実施できないなど政治の混乱が常態化。今年2月にはクーデター未遂も発生した。最近は大統領権限の強化を巡り、野党との対立が深まっていた。
 ハイチは「西半球の最貧国」とされ、10年に31万人以上が死亡した大地震からの復興も十分に進んでいない。

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