<新型コロナ>インドネシアは新規感染3万4000人 東南アジアで変異株が猛威 邦人死亡も

2021年7月8日 00時57分
新型コロナウイルス(NIAID提供)

新型コロナウイルス(NIAID提供)

 【バンコク=岩崎健太朗】新型コロナウイルスの感染が収まらない東南アジアで、感染力の強い変異株「デルタ株」が猛威を振るっている。インドネシアでは7日、新規感染者が3万4000人余と最多を更新し、累計死者は6万3000人近くに。医療の逼迫が深刻となり、在留邦人の退避の動きも広がっている。
 在インドネシア日本大使館によると、昨年12月以降、40~70代の邦人11人が死亡。うち6人は過去2週間に集中し、7日時点の感染者は300人近くに上る。現地には日系企業約1500社が進出し、駐在員や家族から帰国相談が相次いでいるが「国内線の搭乗にワクチン接種が必要で、移動に支障が出るケースもある」と明かす。
 地元メディアによると、ワクチン供給の遅れとともに、5月中旬の連休での数100万人の移動と、インドや中東からの渡航者によるデルタ株流入が重なった。閣僚は「首都ジャカルタの症例の90%以上がデルタ株だ」との見方を示した。
 タイでも連日5000~6000人の新規感染者を記録。バンコク近隣県では7日、邦人では初めて、持病のある男性(75)のコロナ感染による死亡が報告された。

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