1都3県の無観客開催は「想定外」 スポンサー企業から不満

2021年7月8日 23時50分
 開催を控えた東京五輪で首都圏1都3県の会場を無観客とする方針が決まった8日、スポンサー企業からは「想定外」などと不満の声が相次いだ。一方で「大会を支えることに変わりない」との姿勢も見られた。
 野村ホールディングスは「選手と観客が一体となって盛り上がるという本来の形にならなかったことは残念だ」とコメント。パナソニックは東京都への緊急事態宣言の再発令を受け「各会場への入場を、大会運営を支える業務に携わる者に限定する」と表明した。
 あるスポンサー関係者は「どうせならもっと早く決めてほしかった。開催自体の賛否が割れる中で積極的なPR活動もしづらい」と、政府などの対応を批判。旅行大手KNT―CTホールディングスの米田昭正社長は方針決定に先立ち「観客が入るのが前提でスポンサーになったので、無観客は想定外だ。損失につながる」と嘆いた。
 一方、別の旅行会社の関係者は、観戦ツアーの実施に世論の批判があったことを踏まえ「決定に従い、安全安心な大会になるよう協力するしかない」と話した。製造業の関係者は「招待しても辞退する客が結構いて、出席を望んでいない雰囲気があった。戸惑いはない」とした。(共同)

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