コロナ禍の東京に聖火到着、64年五輪会場・駒沢でお披露目式 島以外は公道リレー中止
2021年7月9日 10時18分
東京五輪の聖火が9日、開催地の東京都に入り、都が世田谷区の駒沢オリンピック公園総合運動場でお披露目式を開いた。全国で最後となる都内の聖火リレーは、新型コロナウイルスの感染状況悪化を踏まえ、島しょ部を除いて公道走行は中止された。都と大会組織委員会は各地で点火セレモニーを開催する。
東京大会は8日夜に、首都圏会場の無観客開催が決定したばかり。異例の五輪が開幕する23日に向けて、聖火が15日間、都内を巡る。
お披露目式には小池百合子知事が出席。会場の総合運動場は、1964年東京五輪でバレーボールやレスリングなど複数の競技が行われた。
9日は、町田市の多目的広場「町田シバヒロ」で、走行予定だったランナーたちが「トーチキス」で炎をつなぐ。2004年アテネ五輪の体操男子団体総合で金メダルを獲得した米田功さん(43)や、12年ロンドン五輪のバドミントン女子ダブルスで銀メダルの藤井瑞希さん(32)が登場する。(共同)
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