若者に接種啓発ポスター 小金井医師会が市内に掲示 漫画家・かわぐちかいじさん協力

2021年7月11日 06時45分

地元在住の漫画家かわぐちかいじさんに依頼し小金井市医師会が制作した啓発ポスター=同医師会提供

 小金井市医師会(小松淳二会長)は、新型コロナウイルスワクチン接種を進める上でカギを握る若者への啓発のため、「沈黙の艦隊」「空母いぶき」などで知られる市内在住の漫画家かわぐちかいじさん(72)に依頼し、ポスターを制作した。空母の艦長が「高性能ワクチンでコロナを迎撃せよ!!」と命令を出すデザインで、市内500カ所に掲示する。(花井勝規)
 市医師会と市薬剤師会、市、日米の医療従事者らでつくる「こびナビ」が九日、市内で合同記者会見を開いて説明した。「コロナ禍は有事」との危機感から市医師会はワクチン接種に積極的で、八日現在で市内高齢者の一回目の接種率が約93%、二回目は約75%と都内自治体の先頭集団を走っている。
 六十四歳以下の一般接種も始まっており、順調に進めば九月上旬には希望者のほぼ全員が終える見通し。国からのワクチン供給量減少が懸念される中、市は既に必要量をほぼ確保しているという。

小金井市医師会や「こびナビ」など4者の合同記者会見。右から2人目はかわぐちかいじさん=小金井市で

 一般接種でネックとなりそうなのが、米国などで深刻な若者の接種率の低迷だ。国内でもインターネットや会員制交流サイト(SNS)などを通じてワクチンに関するデマや誤情報が拡散し、接種をためらう人が増えつつある。「若者は重症化しない」と思い込む無関心派も多いという。
 そこで市医師会は、若者に人気の作品を手掛けるかわぐちさんに啓発ポスターのデザインを依頼。かわぐちさんは無償で引き受けた。
 市医師会は、こびナビが制作したガイドブック「いま知っておきたい新型コロナワクチン」一万冊も医療機関や商店などで配布する予定だ。
 会見に出席したかわぐちさんは六月に接種を終えたことに触れ、「副反応はほとんどなかった。今のところ(新型コロナに対抗する手段は)ワクチンしかなく、打って良かった」と話した。

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