<ひとキラリ>マスターズ水泳 20年度世界ランキング ともに1位 船橋の田口涼也さん、岡光一樹さん 頂点の先 見据え前へ

2021年7月11日 07時22分
 各国の水泳選手が年間成績で競う「国際水泳連盟(FINA)ワールドマスターズランキング」で、船橋市在住の田口涼也(りょうや)さん(34)と岡光一樹さん(35)が、2020年度チャンピオンに輝いた。2人は昨年11月の大会で優勝し、ランキング1位に上り詰めた。さらに田口さんは今年の大会で、5種目で日本新記録を、3種目で世界新記録を達成。「目標を決めて練習している」(田口さん)、「100歳まで泳ぎ続けたい」(岡光さん)と、共に今後を見据える。(保母哲)

「国際水泳連盟ワールドマスターズランキング」で、ともに1位になった田口さん(左)と岡光さん=船橋市役所で

 田口さんは昨年十一月、東京都マスターズ水泳競技大会に出場。長水路(五十メートルプール)三十〜三十四歳区分の二百メートル個人メドレーでは、2分12秒68の好タイムで優勝するなどし、FINAランキングのトップに立った。岡光さんも同じ大会の長水路三十五〜三十九歳区分・百メートル自由形で、54秒88で優勝するなど活躍した。
 今年になっても田口さんは好調が続き、三月と四月に国内で開催された大会の年齢区分では、二百メートルと四百メートル自由形、二百メートル背泳ぎ、二百メートルと四百メートルの個人メドレーの計五種目で優勝、日本新記録を樹立した。
 五月の大会では、二百メートル自由形で1分50秒49を記録。出場した四選手の合計年齢で競う百六十〜百九十九歳区分の四×二百メートルフリーリレーで7分50秒37、四×五十メートルメドレーリレーで1分42秒91と、三種目で世界新記録をたたき出した。
 二十五歳まで実業団の水泳選手として、アテネ五輪や北京五輪を目指していた田口さん。現在は会社員として働いている。共働きの妻、子ども二人もいるだけに、練習は一週間当たり三回ほど。「なかなか練習時間が取れず、仕事終わりか子どもが寝てからの一回当たり三十分か一時間くらい。質の高い練習を心掛けている」と話す。
 岡光さんも会社員。高校生以来、遠ざかっていた水泳を二十四歳から再開したのは「健康維持のほか、目標がないといけないと考えたから」。現在は週四、五回の練習を重ねている。
 タイムにこだわらず、「あの試合で優勝する」「結果を残す」と目標を決め、日々の練習を続けているという田口さん。「食生活など健康面に気を付け、百歳まで泳ぐのが目標」と笑顔で話す岡光さん。「マスターズの水泳選手は前向きで、技術や知識面でも素晴らしい人が多い。勉強になることが多い」と口をそろえる。
 二人は五月二十五日、船橋市役所に松戸徹市長を訪ね、世界ランキングの頂点に立ったことを報告。松戸市長は「共に現役選手を一度退きながらも、自らの目標をしっかり持って頑張ってきたことが素晴らしい。さらなる可能性にチャレンジしてほしい」とエールを送っていた。

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