83歳聖火ランナー 滑川・中村さん 五輪無観客胸痛め 選手が実力出せるか心配

2021年7月11日 07時30分

聖火ランナーの大役を終えて、沿道の拍手に応える中村利治さん=滑川町で

 八日の東京五輪の聖火リレーで、嵐山町・東松山市・滑川町の区間の最終ランナーを務めた滑川町の中村利治さん(83)は、九日朝も二十三年間続けている交通指導員として街頭に立ち、通学する小中学生を見守った。
 「雨でずぶぬれになったが、子どもやドライバーから『テレビで見たよ』と声をかけられ、走ってよかった」と話す。
 五十歳のころから自宅の庭に幼稚園児から中学生までを集め、和太鼓の「水房ちびっこ太鼓」をボランティアで教える。滑川中学野球部の審判員も務め、真夏でも一日三試合をこなす。町民駅伝では五人のチームの監督兼選手として、第一回から三十年以上、参加してきた現役ランナーでもある。
 東京五輪で首都圏の一都三県が無観客開催となったことには、「日本で開催するのに日本人が観戦できないなんて残念だ。選手も100%の力を出せるのか心配」と話した。(中里宏)

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