<テークアウト グルメ>eat for…(農家支援カレー)

2021年7月13日 07時23分

◆食べて社会貢献実感

 「食べることが、社会貢献に。」ののぼりが立ち、新鮮野菜や食に関する本が店頭に並ぶ。弁当だけでなく情報も提供する発信基地「eat for...」は2019年の台風被害にあった農家支援のために始めたキッチンカーだ=写真(下)。
 「異常気象が続き、今後も被害が増える。農家さんを支援するシステム作りもしたかったんです」と店主の今関麻子さん(31)。
 傷や規格外のサイズというだけで、食べられるのに売れなくなった農作物を引き取り、フードロスをなくそうと企画。いよいよオープンという矢先に、今度はコロナ禍。各地の農家から支援を求める声が届き、出荷先を失った農作物を買い取った。ジュースなどに加工して販売もした。
 写真(上)は「農家支援カレー」(780円)。具は入荷した野菜次第だが、キノコ類や大豆ミートも含め10種類ほど入れる。調理法には、東洋的思想の陰陽調和に基づく「重ね煮」を取り入れた。陰性の葉菜を下に陽性の根菜を上にと、重ねて煮ることで野菜本来のうま味が引き出されるという。
 辛さはマイルド…かと思いきや、後からスパイシーな刺激が広がる。使用するのはスリランカ製のカレーペーストでフェアトレード(公正・公平な貿易)品。一つ一つ考えて選ぶ姿勢に今関さんの人柄を感じる。
 弁当代は一食につき5円を農家支援の寄付に回す。食べて社会貢献を実感できるカレーだ。 (さりあ)
 出没先は、麹町、丸の内、下北沢、下目黒など。主にインスタグラムで情報発信中。アカウントは@kitchencar_project

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