【動画】麻生大臣「政府全体ではない。作り上げたいわけだ」酒提供停止、金融機関の働き掛け

2021年7月13日 16時00分

麻生太郎財務相

 新型コロナウイルス対策で酒類の提供停止に応じない飲食店に対し、取引金融機関から順守を働き掛けてもらう方針を内閣官房が他省庁と調整していたことについて、麻生太郎財務相は13日の閣議後会見で、「政府全体でという意識はまったくないですな」と述べ、政府ぐるみではなかったとの認識を示した。
 西村康稔経済再生担当相が方針を発表した8日、麻生氏はG20財務相・中央銀行総裁会議に出席するためイタリアに滞在していた。日本時間9日に「金融機関からの働きかけについて検討中」との途中段階の報告を受けたといい、「違うんじゃねえの?と。そんなの別にほっとけばいいんじゃない。いってることは、よくわからん」と当時の反応を振り返った。
 撤回した働きかけは「特定の飲食店に対して、融資を制限する趣旨では全くない」と強調し、「地位の優越的な利用だかといわれる可能性は充分にあるわなあ」と述べた。
 一方で、政府の休業要請などを守らない飲食店に酒を売らないよう酒類販売業者に要請したことについては、「卸先はいっぱいある。買うほうはどこから買ったっていいんだよ。強制力を持つはずがない」と述べ、問題はないとの認識を示した。
 酒屋などが加盟する全国小売酒販組合中央会の幹部が12日に自民党本部を訪れ、「乱暴な発言で、全国の酒販店が悪者扱いされた印象を抱いた」と業界内の反発と窮状を訴えていた。
 記者から「西村大臣単独ではなく、政府ぐるみだったとの批判がでている」と問われた麻生氏は「課長補佐とかの段階で、他省庁と根回しをする」と事前の打ち合わせだったと強調し、質問した記者に対して「全体でやってたと作り上げたいわけだ。おたくは」と迫った。

関連キーワード

PR情報

政治の新着

記事一覧