山中氏「うがい薬解析した事実ない」 大阪府知事の「イソジン会見」めぐり反論 横浜市長選

2021年7月13日 20時55分
「解析を担当した事実はない」と訴える山中氏

「解析を担当した事実はない」と訴える山中氏

 8月の横浜市長選に出馬を表明した元横浜市立大の山中竹春氏(48)は13日、市役所で記者会見し、大阪府の吉村洋文知事が新型コロナウイルス対策としてうがいを呼び掛ける根拠となった研究のデータ解析に自らが関わっているというインターネットのニュースサイトが配信した記事は「事実ではない」と否定した。
 吉村知事は昨年8月、記者会見で市販薬を示し、「ポビドンヨードでうがいをすると、新型コロナウイルスの陽性率が減少する」という研究結果を示した。この会見は、市販薬の名前からネット上で「イソジン会見」と呼ばれている。
 山中氏や同氏の推薦を決めた立憲民主党によると、吉村知事は山中氏の名前がデータの解析者として記載されたフリップボードを使い、説明した。今年6月、山中氏が市長選に出馬を表明する直前、インターネットメディア「ニュースソクラ」が「山中氏がイソジン会見に関与した」とする記事を配信した。この記事はヤフーニュースに掲載されて広まり、引用した会員制交流サイト(SNS)では山中氏を中傷する書き込みがあったという。
 山中氏は記者会見で、研究計画書に自らの氏名がないことを挙げて「研究に参加した事実はございません」と語った。フリップボードに名前が記載された経緯は分からないが「無断で掲載されたと認識しております」と説明した。
 立民は、大阪府に会見時のフリップボードから山中氏の名前を削除するよう求め、府はインターネットに掲載している会見資料から山中氏の名前を削除した。また、ニュースソクラの運営会社に法的措置を含めて対応するとした通知書を送ったという。
 ニュースソクラの土屋直也編集長は本紙の取材に「相手の主張を聞いた上で判断したいが、記事は正しいものだと考えている」と話した。(丸山耀平)

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