【詳報】菅首相、事務方から説明受けるも「具体的な内容は議論していない」 西村氏発言で陳謝

2021年7月14日 09時16分
菅義偉首相

菅義偉首相

 菅義偉首相は14日、新型コロナウイルス対策で酒類販売事業者に対し、酒類提供を続ける飲食店との取引をしないよう要請したことについて「多くの皆様に大変ご迷惑をおかけした。私からもおわび申し上げたい」と陳謝した。官邸で記者団の質問に答えた。
 西村康稔経済再生担当相は会見で、金融機関などへの要請について、菅義偉首相も出席した関係閣僚による会合で事務方が説明していたと明らかにした。これについて菅首相は「要請の具体的内容を議論したことはない」と釈明した。判断が正しかったかどうかに問いには「具体的な要請の議論はしていないので、そこは承知しておりません」と答えた。
 また要請を撤回して、今後人流抑制にどのような対策に取り組みかを問われ「私自身としては何といっても最大の切り札はワクチンだ」と述べ、ワクチン接種促進に取り組む考えを示した。

◆判断ただしかったか「そこは承知していない」

 菅首相との一問一答は次の通り。
Q 金融機関への働きかけや酒類販売事業者への要請を総理は事前に説明を受けていたか。撤回をどう考えるか。
A 先週の事務方の説明の中で言及されていることでありますけれども、要請の具体的内容について議論したことはありません。すでに要請は撤回されておりますが、多くの皆さま方に大変御迷惑をおかけしたことについて、私からもお詫び申し上げたい。
Q 金融機関や酒販業者への働き掛け事態は正しかったか。
A 私申し上げましたが、要請の具体的内容等については議論していませんので、そこは承知しておりません。
Q 今考えるとどういう評価になるか。
A あの既に撤回してお詫び申し上げたところであります。いろんな方に大変ご迷惑をおかけしたと思っていますよ。
Q 混乱が生じているが、西村大臣にこのまま新型コロナの担当閣僚を任せられるのか
 
A あの西村大臣は感染防止のために朝から夜まで頭がいっぱいで、いろんな対策を練ってきている。そういう中で丁寧に説明していくことが大事かなと思います。
Q 今回の混乱の責任は西村大臣にあるのか、任命権者にある総理にあるのか。
A あの内閣として関係者の皆さんに迷惑をかけることは避けるべきだ。みんなでそこはしっかり対応しなくちゃならない。

◆「何と言ってもワクチン」

Q 人流が減っていない中で人流が撤回される。今後人流抑制の対応策は。
 緊急事態宣言に発出する中でいろんな意味で協力をいただく、たとえば先渡し金やそうしたことで少しでもご理解いただき、協力いただくことが極めて大事と思っている。結果的にそうしたことが国民皆さんの感染拡大防止につながるわけでありますし、私自身としては何といっても最大の切り札はワクチンだ。
 ワクチン接種に今全力を挙げておりまして、地方自治体の皆さんの大変なご協力で7月いっぱいに65歳以上の高齢者の接種を終えたいと発言してきた。おかげさまで、第1回は76%ぐらい、2回目の接種も40%後半に迫っている。何とかここは実現したい。そうしたことによって現に東京都において、かつて20%ぐらいの高齢者の陽性率があったが、今4%ぐらい。間違いなく効果がある。とにかく自治体の皆さんの協力をいただいて、120万回ぐらいできる体制を組んでますので、ご協力いただいて、まずそのことを実現して、安心安全の日常を取り戻すことに全力を尽くしたい

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