<新型コロナ>入院待ち感染者の一時受け入れ施設を葛飾の病院に設置 医療提供体制の逼迫に備え

2021年7月15日 07時10分

宿泊療養施設「TOKYO入院待機ステーション」が設けられる平成立石病院=葛飾区で

 都は、入院待ちの新型コロナウイルスの感染者を一時的に受け入れる宿泊療養施設「TOKYO入院待機ステーション」を十六日、葛飾区の平成立石病院内に設置する。感染拡大で医療提供体制が逼迫(ひっぱく)する事態に備えるのが狙い。(小倉貞俊)
 都では、感染が判明した患者の重症度に応じて入院先を調整している。だが昨年十二月から今年一月にかけての「第三波」では、感染者の急増でベッドの空きがなくなる病院が続出。都内で入院待ちの感染者が百人を超す日もあったほか、入院できずに自宅で亡くなるケースも起きた。
 このため都は今後の感染拡大を見据え、入院先が見つからない場合の一時的な受け入れ施設の設置を検討。都医師会の仲介で、平成立石病院から協力を得た。
 ステーションは、同病院敷地内にある事務棟の会議室を使用し、ベッド二十床を置く。感染者の受け入れは入院先が決まるまでの一、二日程度を想定。看護師が二十四時間待機し、医師が診察。酸素投与や投薬なども行い、容体の急変時にも対応できるという。
 都内の入院患者数は六月二十日に千二百七十人にまで減ったが、以降は増加に転じ、今月十四日時点で二千二十三人。同日時点で確保している病床(五千八百八十二床)の三割を上回っている。
 都の担当者は「もしもの有事に備える取り組み。感染者の発生を抑えながら、医療提供体制を強化していきたい」と話している。

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