県内地銀3月期決算 3行堅調に利益確保 コロナ禍で中小に資金

2021年7月15日 07時14分
 千葉銀行と京葉銀行、千葉興業銀行の県内地銀三行は、二〇二一年三月期決算(単体)で、いずれも新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けた中小企業をはじめとしたニーズに応え、積極的な資金繰りを展開するなどして堅調に利益を確保した。
 当期純利益は、千葉銀が四百五十六億円(前期比0・5%減)でわずかに減益。京葉銀が七十三億円(同33・5%増)で、取引先の経営悪化に備えた与信関連費用が前年比で約九十億円減少したことなどが理由で、経常利益と合わせて三年ぶりの増益。千葉興銀は四十六億円(同9・8%増)で増益だった。
 貸出金の期末残高は、千葉銀が十一兆二千六十四億円(同5・6%増)、京葉銀が三兆八千七百五十六億円(同4・9%増)、千葉興銀が二兆二千九百七十六億円(同6・4%増)といずれも増加。各行とも「新型コロナなどの影響を受けた取引先に資金繰り支援を積極的に取り組んだ」といった同様の見解を示した。預金残高も、いずれも前年を上回った。
 本業の収益力を示すコア業務純益は、千葉銀が七百三億円(同4・2%増)、京葉銀が百八十三億円(同7・1%増)、千葉興銀は八十一億円(同3・6%増)といずれも増加した。
 二二年三月期の業績予想は、三行とも増益または前期並みの水準を見込む。(中谷秀樹)

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