このまま感染拡大すれば「五輪閉幕後は1日2406人」 都モニタリング会議が試算

2021年7月15日 21時09分

都モニタリング会議=東京都庁で

 東京都は15日、新たに1308人の新型コロナウイルス感染者の報告があったと発表した。1300人を超えるのは1485人だった1月21日以来。この日開かれた感染状況を分析する都のモニタリング会議では、現状のペースで感染拡大が続いた場合、直近1週間平均の新規感染者数は、東京五輪閉幕後の8月11日には約2406人に達するとの試算が報告され、拡大に強い懸念を示した。
 2400人規模は、年末年始の第3波ピークだった約1800人を超える水準となる。当時、1日あたりでは1月7日に過去最多の2520人に達した。
 会議はこの日、現状の1週間平均の新規感染者数の増加比が1・31倍になっているとし、前週の1・24倍から拡大していると指摘。「人流の増加や変異株の影響によって、増加比がさらに上昇すると、第3波を早期に超える」との厳しい見方を示した。
 会議後、東京iCDC(感染症対策センター)専門家ボードの賀来満夫座長は「ワクチンの効果で高齢者の感染が減り、若い人の感染が多いのが特徴。(5月ごろの)第4波と感染の様相が明らかに違う」と説明。感染が急拡大する中で開幕を迎える東京五輪について、小池百合子知事は「病床を増やすなど療養のシステムを充実させてきた。いろんな側面から安全性、安心を確保した形で進めている」と話した。
 一方、都内の人出について都医学総合研究所社会健康医学研究センターの西田淳志センター長は、12日の緊急事態宣言発令後の3日間で、レジャー目的の夜間滞留人口が6・3%減少したと報告し「宣言に一定の協力は得られている」と分析した。ただ「さらなる滞留人口抑制が必要」として、対策の徹底を求めた。(松尾博史)

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