尾身氏「行動制限だけに頼る時代は終わり」 自粛や時短営業は「効果に限界」の認識、科学技術への投資を訴え

2021年7月15日 22時12分

政府分科会の尾身茂会長

 政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は15日、参院内閣委員会の閉会中審査で、感染対策について「人々が緊急事態(宣言)に慣れ、飲食店の『もう限界だ』という声も聞こえている中、ワクチンの接種率が上がるので、そろそろ人々の行動制限だけに頼る時代は終わりつつある」と述べた。
 東京都に出されている緊急事態宣言が4回目に達し、対策の柱としてきた「三密」回避といった行動自粛要請や、飲食店への営業時間短縮要請などの効果が限界に達しつつあるとの認識を示したものだ。
 尾身氏は、休業や時短要請に応じた飲食店への協力金などを念頭に「休業要請はもちろん大事だが、サイエンス・テクノロジー(への投資)のお金は、それに比べてずいぶん効率の良いお金の使い方だ」と指摘。科学技術への投資を拡大して感染抑止を図るよう訴えた。(清水俊介)

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