<目指せ!47都道府県 コンパスの民謡紀行>香川「金毘羅船々」の巻

2021年7月16日 07時06分

金刀比羅宮の本宮=香川県琴平町で

 中島和彦(中)、西本宏一(西) どーも、コンパスです。
 西 日本の麺業界の発展は一九七〇年の大阪万博のころといわれている。
 中 急に何ですか?
 西 麺の専門店など、歴史は浅い。
 中 ラーメンとか、昔から食べているイメージがありますね。
 西 しかし、讃岐(さぬき)うどんは江戸時代の元禄期、金刀比羅宮(ことひらぐう)参りを起源とし、古くから発展、塩が大量に出回る一九五九(昭和三十四)年以後に本格的になった。
 中 何だか真剣ですね。
 西 ちなみに先日、七月二日はうどんの日!
 中 もういいよ! 麺の話は。民謡のお話を。

中島(左)です、西本です。讃岐うどん、おいしいです!

 西 「麺謡」のお話を。
 中 新しい分野を作らないでください!(笑) 今、お話の中に金刀比羅宮参りがありましたね。香川県の。通称〜。
 西 うどん県!
 中 そっちじゃなくて! 金刀比羅宮、通称こんぴらさん。
 西 さん? さん付けしなきゃいけないの? イヤだね。
 中 どの口が言ってんだよ。
 西 うどんの口になってんだよ。
 中 しつこいな(笑)。金刀比羅宮を題材にした民謡「金毘羅船々(こんぴらふねふね)」があります。
 西 知ってる! ♪金毘羅船々〜追い手に帆かけてシュリケンシュシュシュ〜
 中 途中から「おかあさんといっしょ」のしゅりけんにんじゃ! 違います、♪シュラシュシュシュ〜ね! この金毘羅船々は旅人や船頭が旅の途中で歌った道中唄、そして座敷唄として全国に広まりました。
 西 座敷? 詳しく教えて。

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 中 注目する箇所が違いますから! 発祥した説が二つありまして。
 西 讃岐派か稲庭派か。
 中 無視します! 船が起点となる大坂港で歌いだされた。もう一つは金毘羅参詣客を相手に、宣伝唄や座敷唄として歌いだされた。
 西 どっちなのか、僕が決めていいの?
 中 駄目です(笑)。そうなると、香川県で生まれた確証がなくなりますから。
 西 次回の民謡紀行は大阪編にして金毘羅船々をまたやろう。
 中 持ち歌少ないのバレるから! 金刀比羅宮はさまざまな神徳を持つ神様としてあつい信仰を集め、一生に一度は参りたい場所として多くの人の憧れです。
 西 中島の歌唱力を上げてください。
 中 自分でお願いしに行きます(笑)。その地で歌われているのは、どこで生まれたのではなく、民謡はその場を彩る役割としてあるということなんですよね。
 西 一度行かなきゃな。
 中 うどん食べたいだけでしょ? 有名なのは金刀比羅宮の石段、参道の登り口から御本宮までは七百八十五段、奥社まで千三百六十八段。登り切った時の達成感は絶大みたいです。
 西 二つの意味で後悔(航海)しました。
 中 うまくないです!

◆金毘羅船々(香川県民謡)

金毘羅船々 追い手に 帆かけて シュラシュシュシュ
回れば 四国は讃州(さんしゅう) 那珂(なか)の郡(ごおり) 象頭山(ぞうずさん) 金毘羅大権現(だいごんげん)
いちど まわれば
金毘羅石段 桜の真盛り キララララ
振袖島田が サッと上がる 裾には降りくる 花の雲
いちど まわれば
金毘羅み山の 青葉のかげから キララララ〜(以下略)

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