メルケル独首相、最後の訪米で同盟立て直し バイデン米大統領と会談「とても親しい友人と再確認」

2021年7月16日 11時17分
15日、米ホワイトハウスで会談するバイデン大統領(右)とドイツのメルケル首相(AP)

15日、米ホワイトハウスで会談するバイデン大統領(右)とドイツのメルケル首相(AP)

 【ワシントン=吉田通夫】バイデン米大統領とメルケル独首相は15日、ホワイトハウスで会談し、経済や科学、軍事など多方面で2国間の協力関係を強化する「ワシントン宣言」をまとめた。気候変動対策などで協力する協定も締結。トランプ前米政権のもとで悪化した両国の関係改善を印象づけた。
 首相を16年務めてきたメルケル氏は今秋に政界を引退する予定で、首相として最後の訪米となる見込み。会談後の共同記者会見で「われわれは同盟国というだけでなく、とても親しい友人だと再確認できた」と語った。バイデン氏は「メルケル氏のもと米独の友好関係はより強くなってきた」と功績をたたえた。
 ただ、ロシアからドイツまで天然ガスを送る海底パイプライン「ノルドストリーム2」計画を巡っては、「親しい友人でも意見が合わないことはある」(バイデン氏)。米国側は事実上、計画を容認する姿勢だが、バイデン氏は依然としてロシアがエネルギー供給を武器に周辺国へ圧力を強める可能性があるとして懸念を表明した。
 このほか両氏は、バイデン氏が問題視する中国についても意見交換した。

関連キーワード


おすすめ情報

国際の新着

記事一覧