外出自粛…「コロナ太り」 食と筋トレで上手に解消

2020年5月14日 02時00分
 外出自粛や在宅勤務で運動不足になったり、食生活が乱れたりして体重が増える「コロナ太り」に焦っている人もいるのでは。だが食事を抜くなど極端にカロリー制限をするダイエットは、筋肉量が減ったり、代謝が落ちてかえって太りやすくなったりする可能性があるため注意が必要だ。専門家は、筋力と健康維持にタンパク質の積極的摂取と筋トレを推奨する。 (細川暁子)
 「在宅勤務だと家からほとんど出ない」。名古屋市の会社員女性(39)は言う。通常は自宅から会社まで毎日二十分かけて徒歩通勤し、一月は一日の平均歩数が八千歩だった。だが、四月から週三日は在宅勤務になり、一日に百歩に満たない日も。おなかが減らなくなったのに加え、体重増加も気にして、夕食を食べない日もたまにあるという。
 健康アプリ開発の「リンクアンドコミュニケーション」(東京)が約八千四百人を対象にした調査では、二月から三月にかけての歩数は一日に平均約千歩も減少。情報通信業の「HANABISHI」(東京)がテレワークに移行した三百五十人に行った調査でも、四割近くが体重が増加傾向だと回答している。
 首都圏を中心に活動する管理栄養士で、フィットネストレーナーの河村玲子さんは「ダイエットで摂取カロリーを極端に抑えると、筋肉も衰えかねない」と注意を促す。減量中は体脂肪だけでなく、筋肉のタンパク質が分解されて筋肉量も減りやすい。その結果、代謝も落ちて摂取カロリーを消費しきれず、太りやすくなる可能性があるという。
 ◇   ◇ 
 筋肉を維持するためには、どうすればいいのか。河村さんはタンパク質の摂取と筋トレを推奨する。
 厚生労働省の二〇二〇年版「日本人の食事摂取基準」によると、タンパク質の推奨量は十八~六十四歳の男性は一日六十五グラム、女性は一日五十グラム。一方、百グラムの肉や魚に含まれるタンパク質は二十グラムほどで、大豆や乳製品、卵などを三食バランスよく取ることが欠かせない。
 手軽な摂取法として河村さんが勧めるのは「ギリシャヨーグルト」。水分を減らしたギリシャの濃厚なヨーグルトで、栄養が凝縮されている。タンパク質は普通のヨーグルトの約二~三倍あり、百グラム中に十グラムほどが含まれるといわれている。
 鶏の胸肉を使った「サラダチキン」や、野菜を刻んだサラダにドレッシング代わりにあえるといい。キッチンペーパーを敷いたザルに普通のヨーグルトをのせ、ラップをかけて冷蔵庫に入れ数時間水切りすると、同じようなねっとりした食感になる。
 筋トレの一つは、足腰を鍛える「ワイドスクワット」。水二リットルの入ったペットボトルを手に、両足を開いて立ち、膝とつま先の方向が同じ向きになるように意識しながら腰を落としていく。膝とお尻が同じ高さになるまでが目安で、内ももの付け根が伸びきったら止める。お尻のトレーニングは四つんばいになり、片足ずつ後方に蹴り出してまっすぐに伸ばし、腰よりもやや上の高さまで上げる=動画参照。いずれも十~十五回を二セットずつ、毎日無理のない範囲で行う。

◆ギリシャヨーグルトのサラダ 

<材料・2人分>
サラダチキン(タンドリーまたはプレーン) 1個
タマネギ 小1/4個
パプリカ 1/4個
セロリ 1/4本
インゲン(ゆでる) 4本
A(ギリシャヨーグルト100グラム、コンソメ・カレー粉適宜)
レタス、フランスパン 適量
<作り方>
<1>サラダチキン、タマネギ、パプリカ、セロリ、インゲンを1センチ角に切る
<2>ボウルに(1)とAを入れよくまぜ、フランスパンにレタスと盛り付ける

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