伊勢崎の「町田清家住宅主屋」 国登録有形文化財へ

2021年7月17日 07時40分

国登録有形文化財に答申された町田清家住宅主屋(左側の建物)=県提供

 国の文化審議会が十六日に答申した登録有形文化財(建造物)に、県内では伊勢崎市境島村立作(りゅうさく)の「町田清家住宅主屋」が選ばれた。近く官報告示を経て登録される見通しで、県内の登録有形文化財(建造物)は三百四十二件になる。
 県教育委員会によると、同住宅主屋はカイコの卵の製造や販売を手掛けた蚕種(さんしゅ)製造民家で一八八七(明治二十)年ごろに建てられた。木造二階建て、登録部分の面積は百二十二平方メートル。二階が蚕室に使われた。ケヤキやヒノキの上質な木材を用い、構造体に太い木材を使いながら、室内は繊細な欄間があるなどの特徴を持つ。通風や換気のため、屋根の上に設けた櫓(やぐら)は、昭和四十年代に撤去された。
 周辺には世界文化遺産「田島弥平旧宅」などがあり、養蚕関連の文化財的価値を一体的に発信するように期待される。
 同市境島村には田島弥平旧宅の他、昨年度に登録有形文化財に指定された蚕種製造民家「金井義明(よしあきら)家住宅主屋」「田島善一家住宅主屋」「田島達行家住宅主屋」もある。(池田知之)

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