丸川五輪相 当初の小山田氏続投「理解できませんと申し上げた」

2021年7月20日 12時53分
東京五輪開会式の楽曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾さんが過去の雑誌インタビューで告白した学生時代のいじめを理由に辞任した問題で、丸川珠代五輪相は20日の記者会見で、小山田氏の辞任前に東京五輪・パラリンピック組織委員会とやり取りしたことを明かした。組織委員会は当初、小山田氏を続投させる考えを示していたが、丸川氏は「組織委の当初の考えについては、理解できませんと申し上げた」とし、「最終的な判断は組織委がした」と語った。
 丸川氏は16日の会見では「恐縮ですが、報道を確認していないので、報道を確認させていただく。組織委においておそらく対応している」として小山田氏の辞任の是非を発言していなかった。
 小山田氏の問題をめぐっては、組織委員会の武藤敏郎事務総長は17日の記者会見で「十分に謝罪し、反省している。このタイミングでもあるので引き続き支え、貢献してもらいたい」と続投に理解を求めた。しかし、障害者団体から抗議の声明が出されるなど、批判はやまず、19日になって小山田氏が辞任を申し出て、組織員会も了承していた。
 丸川氏は20日の会見で、小山田氏の問題について「障害の有無にかかわらず、いじめや虐待はあってはならない。政府も共生社会の実現に向けた取り組みを進めており、これに照らしてもまったく許されないことだ」と強調した。
 その上で「東京大会は一つのコロナという大きな困難に直面する今だからこそ、世界が一つになれるということを東京から発信することと、招致当初から取り組んできたが、史上初めてパラリンピックを2度開催する都市となり、障害ある方もない方もみんなが助け合ってともに生きるという共生社会の実現に向けた心のバリアフリーの精神をしっかり伝えることに取り組んできた」と説明。「政府として組織委の判断をしっかり改めて認識していただいたうえで東京都と連係して、IOC、IPCとも連係し、大会の精神というものを共有されるように努力する」と語った。

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