木村一基九段の半生記「受け師の道」が将棋ペンクラブ大賞(文芸部門)に 東京新聞で連載

2021年7月20日 20時36分
 将棋に関連する著作物を顕彰する第33回将棋ペンクラブ大賞(同クラブ主催)が20日発表され、文芸部門の大賞に、本紙文化芸能部の樋口薫記者(41)の著書「受け師の道 百折不撓ひゃくせつふとうの棋士・木村一基」(東京新聞)が選ばれた。
 同書は、2019年の王位戦七番勝負(本紙主催)に勝ち、史上最年長で初タイトルを獲得して「中年の星」とたたえられた木村一基九段(48)の半生記。将棋担当の樋口記者が、木村九段本人や周囲の棋士らへの綿密な取材を通じ、何度敗れてもあきらめずに夢をつかむ姿を描き出した。昨年2~4月の本紙夕刊(一部地域は朝刊)での連載を基に書籍化された。選考会では「著者の木村九段への思いがこもっていて素晴らしい」などの意見が出されたという。
 樋口記者は「将棋を知らない読者にも木村九段の不屈の精神をぜひ知ってもらおうと執筆しました。身に余る光栄です」と話した。
 その他の大賞受賞者は以下の通り。(敬称略)
 ▽観戦記部門 椎名龍一「第78期名人戦第1局 豊島将之―渡辺明」(毎日新聞)▽技術部門 あらきっぺ「現代将棋を読み解く7つの理論」(マイナビ出版)

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