<おやじカメラマン たっちゃん走る>無事だった源泉「走り湯」 伊豆山

2021年7月21日 08時11分

近くまで土石流が押し寄せたが、無事だった「走り湯」=熱海市伊豆山で

 海岸近くの洞窟から熱泉が走るように湧出する姿から「走り湯」と呼ばれる源泉がある。熱海市伊豆山の海岸近くにある珍しい横穴式源泉で、伊豆半島ジオパークの一つでもある。
 3日に起きた熱海市の大規模土石流で、走り湯の50メートルほど手前まで、大量の土砂が押し寄せた。走り湯から伊豆山神社へと続く参道の階段を上ると、膝近くまで泥に沈んだ。
 約1300年前に発見されたという走り湯は霊湯とされ、自然信仰で生まれた伊豆山神社と深い関わりを持つという。伊豆山権現を信奉していた源頼朝は幾度となく参詣したといい、歴史を感じる場所だ。
 60年ほど前に源泉を多く掘ったためにいっとき枯れ、約5年後に復活。現在は送湯管で温泉を送り、かつての様子を再現しているという。
 洞窟の中に入ると、暖かく、電気はついていたが、レンズが曇ることはなかった。土石流で温泉が送られてこなくなったのだろうか。泥流に埋まらなかったことに、胸をなで下ろした。(静岡総局カメラマン・立浪基博)
<データ> 5日撮影、キヤノンEOS−1DX、16〜35ミリ、シャッター優先、15分の1秒、絞りF2.8、ISO800

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