城南信金×東京新聞 がんばれ!地域の飲食店 苦境の飲食店をテークアウトで応援

2021年7月22日 07時08分

応援キャンペーンのポスター

 四度目の緊急事態宣言で苦境に立つ飲食店を地域で支えようと、城南信用金庫(東京都品川区)が取り組む「買って応援!食べて応援!飲食店応援キャンペーン」に、本紙も賛同します。
 東京、神奈川の百二十の本紙販売店にキャンペーンのポスターを掲示して、二万五千枚のチラシを配布するなど、同信金の呼びかけで始まったテークアウト支援サイト「つながろうプロジェクト」と地域の飲食店を応援します。

◆東京・神奈川の1850店を紹介

 新型コロナウイルス禍で苦しむ飲食店を支援しようと、城南信用金庫が「買って応援!食べて応援!飲食店応援キャンペーン」を始めた。「つながろうプロジェクト」のサイトに掲載された飲食店を、チラシの配布やポスターの掲示によって積極的に紹介。本紙も販売店にポスターを張るなどして応援する。
 「つながろうプロジェクト」のサイトは東京、神奈川両都県の居酒屋や洋食店など計約千八百五十の飲食店を掲載。店舗ごとにおすすめメニューの写真や電話番号、営業時間、テークアウトや宅配に対応しているかなどを記した。
 城南信金は今回、「インターネットやスマートフォンを使う機会が少ない高齢者らにも、地域の飲食店のことを知ってほしい」と、サイトに掲載された飲食店を東京、神奈川の二十一の市区ごとに編集した冊子も作成。信金店舗などでの配布を始めた。
 同信金では、約二千百人の全役職員がチラシを配布するなど支援サイトのPR活動に参加し、職員自らが「買って応援、食べて応援」を実践する。さらに両都県にある計八十五の支店や出張所などの店舗には、地元飲食店などの紹介コーナーを開設した。
 このコーナーは各店舗の職員がそれぞれのアイデアでデザインし、地元の飲食店のメニューやサービスを紹介するチラシを置くなどしている。同信金の担当者は「飲食店の皆さんの声を多くの人に届けたい」と話した。

◆「売り上げ半分以下に」

メロンのデザートも付いた「ひろせ特製弁当」(右)と「ひろせ特製国産豚ロースカツカレー」を見せるひろせ代表取締役の広瀬慶人さん=東京都品川区大井で

 コロナ禍で営業時間の短縮や酒類提供の中止を余儀なくされ、飲食店の経営は日に日に厳しさを増している。現場の店主らは今、何を思うのか。
 「売り上げは『コロナ前』の半分以下の日が続く。テークアウトのお客さまも減る傾向で、緊急事態宣言下でも四回目の今回が一番厳しい」
 一九一二(大正元)年創業の老舗「割烹(かっぽう)・とんかつ ひろせ」(東京都品川区大井)の店主、広瀬慶人(よしと)さん(41)が打ち明ける。
 八九(平成元)年から営業するJR大井町駅近くの現店舗は二階建て。地元常連客らに支持され、コロナ流行前は七十席ある二階の宴会場が連日満席だった。一年余りで様相は一変、客が一人も来ない日もある。
 それでも広瀬さんは前を向いてきた。テークアウト限定の新メニュー「特製国産豚ロースカツカレー」(千八十円)を開発。看板商品に育てた。マグロの刺し身、うなぎのかば焼きなどを集めた「特製弁当」(要予約、四千三百二十円)も人気だ。
 「ひろせ」以外の飲食店からも、「お酒が販売できず売り上げが七割減った」(横浜市港北区の中華料理店などの経営者)、「休まず毎日必死で働いても利益が出ない」(東京都大田区のビアレストラン)など、悲痛な声が上がる。こうした中での「つながろうプロジェクト」。広瀬さんは「ともにコロナと闘ってくれ、ありがたい」と強調し、「町の飲食店がどれほど苦しいかを知ってもらえれば」と話した。

関連キーワード

PR情報