横浜市長選 投開票まで1カ月「混戦模様」 各党、支援の動き固まる

2021年7月22日 07時14分
 八月八日告示、二十二日投開票の横浜市長選について、公明党は二十一日、自主投票とすることを決めた。しかし、自民党元衆院議員の小此木八郎さん(56)の支援でまとまっているという。また、共産党県委員会は同日、立憲民主党が推薦する元横浜市立大教授の山中竹春さん(48)を全面的に支援すると発表した。十人が立候補を表明して混戦模様の市長選は投開票まで一カ月と迫る中、主要政党の動きが固まった。(丸山耀平)
 公明は、前回市長選で自民とともに現職の林文子さん(75)を支援した。しかし、党県本部代表の上田勇元衆院議員が二十日に開かれた自民市連会長の坂井学官房副長官を世話人とする会合で「横浜のリーダーを任せることができるのは小此木先生しかいないという意見で一致した」と語った。二十一日に自主投票を決めたものの、小此木さんを全面支援する。
 小此木さんがカジノを含む統合型リゾート施設(IR)誘致「取りやめ」を表明したことで、自主投票を決めた自民も多くは小此木さんを支援する見通し。二十日の会合は市議三十六人のうち三十人が出席。菅義偉首相は出席しなかったが、司会役が「支援表明をいただいている」と説明する場面もあった。「IR誘致は譲れない」と、林さんの支援に回る自民市議は数人にとどまるとみられる。
 一方、共産は二十一日に記者会見を開き、山中さん側から推薦依頼が来ておらず推薦はしないと明らかにした。それでも田母神悟委員長は「山中市長誕生のため、共産党として全力を挙げ、奮闘していきたい」と語った。
 山中さん陣営は十七日の合同選対会議で、IRなしの山下ふ頭再開発を目指す横浜港ハーバーリゾート協会の藤木幸夫会長が名誉議長に就任した。IR誘致の是非を問う住民投票を目指して署名活動した市民団体を母体とする「カジノ反対の市長を誕生させる横浜市民の会」は山中さん以外の候補者選定を立民に求めたこともあったが、既に支持を決めている。
 国民民主党は自主投票を決めた。社民党は山中さんを支援する方針。
 市長選には、市議の太田正孝さん(75)、動物愛護団体代表理事の藤村晃子さん(48)、元衆院議員の福田峰之さん(57)、水産仲卸会社社長の坪倉良和さん(70)、弁護士の郷原信郎さん(66)、元長野県知事の田中康夫さん(65)、日本維新の会参院議員の松沢成文さん(63)も立候補を表明している。

関連キーワード

PR情報

神奈川の新着

記事一覧