専大松戸、昨夏リベンジV 木更津総合に延長サヨナラ 春夏連続で甲子園切符<高校野球・千葉>

2021年7月22日 07時17分

タイブレークの末、延長13回でサヨナラ勝ちし、人さし指を立てるなどして喜びを分かち合う専大松戸の選手たち=いずれもZOZOマリンスタジアムで

 第103回全国高校野球選手権千葉大会は二十一日、ZOZOマリンスタジアム(千葉市美浜区)で決勝が行われ、春の選抜高校野球大会に出場した専大松戸が、決勝では初となる延長タイブレークの末、昨年の県独自大会で優勝した木更津総合に10−6でサヨナラ勝ちし、6年ぶり2回目の優勝を決めた。
 専大松戸は2点を追う五回裏、苅部力翔選手(3年)の2点二塁打などで一挙5点を挙げて逆転。八回に同点に追い付かれ、タイブレークに突入した。
 延長十三回裏無死満塁の場面で吉岡道泰選手(同)が本塁打を放ち、勝負を決めた。
 木更津総合は、大西智也選手(同)の2点本塁打などで三回までに3点をリードしたが、3失策と守備が乱れ、要所を守り切れなかった。

◆監督談話

<専大松戸・持丸修一監督> (2番手に投げた)岡本陸投手のふんばりが大きかった。何度も経験してきたので「タイブレークには強い」という気持ちを持ってたと思う。選手たちの力は想像以上で、ほめてあげたい。甲子園でまた素晴らしい試合をして、校歌を聞きたい。
<木更津総合・五島卓道監督> 専大松戸は力のあるチーム。勝負の分かれ目は失策の数だと思う。試合前には何とか食らいつければと考えていたが、地に足が着かないような状態だった。あまり投手がいないので、もっと早いタイミングで継投すればよかった。

◆悔しさ チームの原動力に 専大松戸3年・石井詠己(えいき)主将

安打を放ち、ガッツポーズする専大松戸の石井詠己主将

 「苦しかったが、自分たちの粘り強さが実った」。十三回裏、鮮やかなサヨナラ弾を放ち、涙をぬぐいながら塁を回る吉岡道泰選手(3年)を仲間と出迎えた。木更津総合は、昨夏の県独自大会で敗れた相手。当時、自身もベンチ入りし、悔し泣きをする3年生の姿が目に焼き付いていた。「やっと借りを返せた」
 春夏連続となる甲子園出場。センバツでは初陣を飾れなかった悔しさが、チームの新たな原動力になった。全員で考えてきたのは、「好投手相手に、得点圏で一本を出すためにいかに打線をつなげるか」。互いに厳しく声を掛け合って打ち込み、1日何百本ものノックで守備も強化してきた。
 センバツ後は一時、監督の指名で吉岡選手が主将になった。「どんな時も明るく前向きで頼もしかった。吉岡を見て、キャプテンという立場を客観視できた気がする」と振り返る。
 この日は、3点を追う四回裏、9球目まで粘って右前打を放ち、その後の流れを呼び込んだ。
 再び手にした全国への切符。「優勝して日本一長い夏にしたいが、まずは一戦必勝」と、夢舞台でのリベンジを誓った。(太田理英子)

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