<コロナと生きる@いばらき>2年ぶりインターハイ 頂点目指し 県代表630人 24日開幕

2021年7月22日 07時47分
 高校スポーツの日本一を決める夏の全国高校総体(インターハイ)が二十四日、福井県や長野県など北信越で二年ぶりに開幕する。昨年は新型コロナウイルスの感染拡大で中止になった。本県の代表もほぼ出そろい、約六百三十人が出場。選手らは練習の成果をぶつけ、全国の頂点を目指す。ただ、壮行会は開かず、移動や宿舎でも感染対策を徹底するなど関係者は神経をとがらす。(保坂千裕)
 昨年は、インターハイが史上初めて中止になり、予選会を兼ねる県高校総体も開かれなかった。そのため県高校総体に代わる独自大会が開かれた。
 今年のインターハイは二十四日〜八月二十四日の一カ月間で、三十競技が開催される。県からはホッケー以外の二十九競技に選手が参加し、二十日時点で選手は六百三十一人、監督や顧問などの関係者二百十八人が決まっている。
 依然としてコロナ禍での開催となり、県高体連は、開幕前に選手を集めて水戸市で開く「結団式」を初めて中止にした。県の高体連旗は、八月十三日に福井県で開く総合開会式に出席するサッカーの鹿島学園(鹿嶋市)の選手に手渡した。
 新型コロナ対策は、大会運営本部のガイドラインに従い、移動で公共交通機関を利用する場合のマスク着用や、大会二週間前からの検温が必要になる。宿舎は、可能な限り一人一部屋とする。
 県の出場校では、霞ケ浦(阿見町)の団体ヨットや常総学院(土浦市)の女子バドミントンなどがそれぞれ関東大会を制覇しており、インターハイでも好成績が期待されている。
 県高体連の福永広明理事長は「コロナ禍が続いているが、二年ぶりの開催になる。しっかり感染対策をしながら、日ごろやってきたことを信じ、自信を持って試合に臨んでほしい」とエールを送った。

◆入部1年半 初出場勝ち取る 真壁高馬術部・吉田要純選手(2年)

練習に励む吉田要純選手=桜川市の真壁高稲荷原農場で

 馬術の経験はなく入部し、わずか一年半の練習でインターハイ初出場を勝ち取った。真壁高(桜川市)の吉田要純(いずみ)選手(二年)は「良い動きをして目立って優勝したい」と闘志を燃やす。
 五人兄弟の長男として動物好きの両親のもとに生まれた。自宅ではクジャクやニシキゴイなどを飼育し、珍しい動物に囲まれて育ち、馬との息もぴったりだ。
 中学まではサッカー少年だったが、他人とは違うことがしたいと、馬術部を狙い真壁高に進学した。
 現在、部には一〜三年の十一人が所属し、馬は八頭。馬場は筑波山を望む広大な農場の一角にあり、高校の馬術部としては恵まれた環境にある。吉田選手は「部員がみな楽しい人で、なにより馬がかわいい」と笑顔を見せる。
 驚異的なスピードで馬術を習得していったのは、監督の為貝幸央教諭が目を見張るほどの向上心だ。自分より成績が良い人を超えたい、少しでも高いハードルを跳びたいという意欲が原動力となっている。
 馬術は、技術の向上だけでなく、馬とのコミュニケーションも欠かせない。昨年末、吉田選手は持病で練習を一カ月間休んだ。病み上がりの練習で感覚を研ぎ澄ませて臨んだところ「馬の感覚が分かった」と、言葉は通じなくても強くつながることができた。
 県の新人戦や関東高校馬術選手権大会で二位に輝くも、優勝はまだない。課題は、最後まで油断しない精神力だ。吉田選手は「関東大会は二位に終わり悔いが残っている。気持ちを爆発させて初優勝したい」と意気揚々だ。

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