橋本会長「マイナスぬぐえない」 解任の小林氏、小山田氏の「いじめ」問題後に調査も…

2021年7月22日 15時16分

会見する橋本聖子会長

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は22日、東京五輪の開会式でショーの演出を担当する元お笑い芸人の小林賢太郎さんが過去に発表したコントでホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を扱った反ユダヤ的なジョークを飛ばしたことが明らかになったとして解任した。
 会見に臨んだ組織委の橋本聖子会長は「まったくそういうことが存在していたということは存じ上げていなかった」と釈明。ツイッターなどで小林氏の過去のコントが話題になり始めた21日深夜から22日未明になって初めて問題を把握し、「外交上の問題もいろいろある。早急に対応しなければいけないということで解任の運びとなった」と語った。
 開閉会式を巡っては、楽曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏が、過去の雑誌インタビューで告白した学生時代のいじめを理由に辞任したばかり。組織委の人選のチェックの甘さが浮き彫りとなっている。
 武藤敏郎事務総長は、小山田氏の辞任後に開会式の演出担当者らの過去の発言のチェックをしたとした上で「われわれが調査するというのは簡単ではありません、正直なところ。だいぶ前の昔の行動がどうであったかまで、調査するのは困難であるのはご理解いただきたい。今朝そういうことがあったと知った」と説明した。
 また小林氏は五輪開会式で個別の場面の演出や企画ではなく、全体を統一的にするためのショーディレクターを担当していた。組織委は、いじめ問題で辞任した小山田氏の楽曲については、開会式で使用しない方針を示している。小林氏が全体に関わった開会式の演出をどうするかについて、「演出にかかわっていたので使わないのは難しい?」と質問を受けた橋本氏は「そうですね、しっかり中身見ていかなければいけないと思います」とのべるにとどめた。
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