辞任、辞任、解任…五輪開会式どうなる? 橋本会長「最大の準備を1日で」 

2021年7月22日 18時29分
会見する橋本聖子会長

会見する橋本聖子会長

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は、五輪開会式前日の22日、ショーの演出を担当する元お笑い芸人の小林賢太郎を解任した。開会式をめぐっては、楽曲を担当するミュージシャンの小山田圭吾氏が、過去の雑誌インタビューで告白した学生時代のいじめを理由に辞任し、開会式で楽曲を使わないことが決まったばかり。一方、小林氏は開会式の演出全般に関わってきたといい、仮に小林氏が関わった部分を使わなければ、開会式の内容が根本的に変わることになる。
 「開会式は検討中という話だが、たとえば演出部分をすべて取りやめ、入場行進、聖火の点火とかに絞ることになるのか」。小林氏の解任を発表した22日の記者会見。組織委の橋本聖子会長は、記者からの質問にこう答えた。「全体を早急に見直しながら、どのようにしていくかということを早急に協議している。早急に結論を出したい」
 組織委によると、開会式の演出には、それぞれの場面で演出、企画の担当者がいる。小林氏は単独に企画したパーツはないが、全体の調整を担っていた。つまり開会式で小林氏が関与しないようにしようと思えば、演出そのものを行えなくなる可能性がある。
 一方で、小林氏は、過去に発表したコントでホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を扱った反ユダヤ的なジョークを飛ばしたことで、ユダヤ人権団体からも批判を浴びており、どのように対応したか、国際的な説明も責任も問われそうだ。
 五輪の開会式をめぐっては、3月にクリエーティブディレクターの佐々木宏氏が、女性タレントの容姿を侮蔑する演出案を示して辞任。さらに小山田氏の辞任、小林氏の解任とスキャンダルが続いている。
 「組織委員会としては今、 最大の準備を一日で行い、開幕を迎え、多くの国際社会の方々、国内も信頼を得れるような取り組みをしっかりとしていかなければいけない」と橋本氏。さらに会見後のぶらさがり取材で、「演出にかかわっていたので使わないのは難しい?」と質問を受けると「そうですね、しっかり中身見ていかなければいけないと思います」とのべるにとどめた。
 開会式をどうすべきなのか。菅義偉首相は22日、記者団の取材に応じ、開会式について「予定通り開催するべきだと思う」と語った。

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