銀座に新ブランド誕生!? 人工ダイヤモンドのジュエリーを販売へ 松屋銀座・秋田正紀社長<じっくりトーク>

2021年7月25日 05時50分
 東京・銀座に新ブランド誕生? 老舗百貨店の松屋銀座(中央区)の秋田正紀社長(62)は、人工ダイヤモンドを使った自社オリジナル商品を8月末にも販売する方針を明らかにした。その狙いと、銀座の街への思いを語ってもらった。(大島宏一郎)

銀座にふさわしい独自性のある売り場づくりについて語る松屋の秋田正紀社長

◆若い世代が銀座に来る機会に

 新ブランドは指輪やネックレスなどで、天然ダイヤの代替素材である「ラボ・グロウン・ダイヤモンド」を使う。これは、ダイヤの採れる地中深部と似た高温高圧の環境を人工的に再現した「研究所(ラボ)」でつくられたもの。天然ダイヤの場合は採掘時に過酷な労働を強いるとされ、人工ダイヤを使うことで労働問題の解決につながることも期待される。SDGs(持続可能な開発目標)の観点から取り組みを進めたい。
 コロナ禍では、訪日客(インバウンド)の需要が減った一方、20~30代の国内客が目立った。海外旅行ができない中、高級ブランドを求めに来店してくれた。国内客の需要をしっかりとつかみたい。
 若い世代が銀座を訪れる機会になればと思い、人工ダイヤの新ブランドは店舗1階で販売する。銀座の街に来ないと買えない「独自性」と、(天然ダイヤと比べて)高くない価格で、新しい顧客との接点にしたい。

◆人気キャラクターの催事も開催

 目指すのは、子ども連れの若い家族が買い回りを楽しめる店づくりだ。これまでも、人気キャラクター「ミッフィー」の企画展を開くなど、催事に力を入れてきた。さらに、この夏には、人気アニメ「ポケットモンスター」のグッズを販売する企画展を期間限定で開く。
 集客の見込める催事を最上階で開くことで、上から降りて来る来店客は、衣食住に関わる幅広い商品に触れられる。高級ブランドの購入につながるなど「相乗効果」も期待できる。銀座でしか手に入らない商品をそろえた上で、若い世代が街に来たくなるきっかけを作る。そして、世界の銀座にふさわしい店づくりで街全体のブランド力を高めたい。

オフショット 毎週日曜日の午前中、自宅近くのテニス教室で体を動かしています。汗をかくのは気持ち良いです。休日も早起きするなどダラダラしないように自分を追い込んでいます。

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