卓球の石川佳純「余裕を持って楽しむ」 女子団体で最年長としてリーダーシップ

2021年7月22日 20時33分
日本選手団副主将を務める石川佳純

日本選手団副主将を務める石川佳純

 7月上旬、日本選手団の結団式。選手の参加は主将の山県亮太(セイコー)、副主将の石川佳純(全農)、旗手の一人の須崎優衣(早大)の3人。異例の状況の中、石川は引き締まった表情で話した。「チームジャパンとして最高の結果が出るように、私自身、最高のプレーを目指す」
 23日に行われる開会式では、山県とともに全世界のアスリートを代表して選手宣誓を行う予定。実績、知名度、人柄。開催国の「顔」としてふさわしいと評価された結果の、母国選手団の副主将就任。それだけの自覚を、常に冷静な28歳は胸に抱いている。
 3人で戦う卓球女子団体では、19歳で初出場した2012年ロンドン五輪で銀、続くリオデジャネイロ五輪では銅と、2大会連続でメダルを獲得した。ロンドンでは一番年下、リオでは真ん中、東京では最年長者と立場を変え、今回は卓球女子の主将も担う。
 「メダルを取る上でチームワークは欠かせないもの。自分が経験したこと、学んできたことを東京五輪にぶつけたい」。過去の大会で先輩の平野早矢香さん(36)や福原愛さん(32)がチームをまとめるために奮闘してきた姿を間近で見てきた。今回は自らがリーダーシップを発揮し、20歳の伊藤美誠(スターツ)、21歳の平野美宇(日本生命)とともに頂点を目指す。
 3度目の五輪出場の代表争いは激戦が続き、特にシングルスの枠をかけて目まぐるしく国際大会を転戦。体力、気力を擦り減らしながらも自力でシングルスの枠もつかみ取った。苦労して切符を勝ち取った分、今は「いい意味で余裕を持って、五輪という舞台を楽しみたい」。前を向き、自然体でボールを打つ。その姿で、日本を引っ張るつもりだ。(磯部旭弘)

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