「梅雨明け」熱中症 例年以上に警戒を 搬送が前年比7倍 65歳以上が最多

2021年7月23日 07時07分

梅雨明け間もなくは、熱中症に厳重警戒を=16日、渋谷区で

 関東地方は十六日に梅雨明けし、都内では十九日に練馬区、青梅市、八王子市で最高気温が三五度以上の猛暑日を記録するなど、連日厳しい暑さが続いている。急激に暑くなったこの時期は熱中症に警戒する必要がある。(布施谷航)
 梅雨明け間もなくは、慣れない暑さで上手に汗をかくことができず熱が体にこもりやすくなり、熱中症の危険が高くなる。総務省消防庁のHPによると、都内では十二〜十八日に熱中症で三百五十二人を搬送。梅雨明けが八月一日だった前年同時期の五十一人に比べ、約七倍となった。熱中症となった場所は「住居」が最も多く、年齢は六十五歳以上が最多。コロナ禍で外出を控えている高齢者は、熱中症にも注意が必要だ。
 体が暑さに慣れてきてからも警戒は欠かせない。気象庁が二十二日に発表した一カ月予報によると、東日本では、八月二十三日までの気温が平年より高い確率は50%。今年は五月に十年ぶりに平年値が更新され、近年の温暖化傾向を反映して「平年並み」の気温はこれまでよりも高くなっている。例年以上に熱中症対策は欠かせない。
 熱中症の危険度は気温だけでなく、湿度や風も影響する。環境省は、こうしたデータに加えてアスファルトやコンクリートから出る熱も計算式に取り入れた「WBGT」(暑さ指数)を全国八百四十地点ごとに発表して、熱中症への警戒を呼びかけている。WBGTは環境省の「熱中症予防情報サイト」で確認できる。

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