不登校経験の生徒後押し ユニバーサル服飾高等学院長が31日 寄り添う教育を講演

2021年7月23日 07時25分

教壇で生徒たちに語りかける栗田佐穂子さん=多摩区で(ユニバーサル服飾高等学院提供)

 少人数で服飾を学び高校卒業の資格も得られる川崎市多摩区の「ユニバーサル服飾高等学院」で三十一日、栗田佐穂子学院長の講演会が開かれる。小中学校などで不登校を経験した生徒を受け入れ、卒業生の全員に進学や就職の道を開いてきた同校の取り組みを披露する。
 同校は二〇一二年四月に開校した。身体障害者やお年寄りらが無理なく着られるユニバーサルファッションの普及に取り組む栗田さんが、服飾学校で頑張る子どもたちを後押しするために始めた取り組みで、通信制高校との連携で高校卒業の資格も得られるのが特徴だ。
 講演会では、小中学校の九年間、不登校を経験したものの同校では安心して学んでアパレル業界に就職したり、ディスレクシア(読み書き障害)がありながらも学校が大好きになったりした卒業生、在校生たちの実例を、栗田さんがエピソードを交えて紹介する。
 心の鍵を開くのは少人数教育ならではの寄り添い。子どもたちが、関係のなさそうな話をしだした時も教員たちは耳を傾けることができ、子どもたちは安心して自分のペースで学べるという。「引っ込み思案だった生徒でも、ニコニコ顔に変わっていく。お花に水をあげるのと同じ心境で、水加減は難しいですが、咲いてくれた時の喜びは、たとえようがありません」と栗田さん。
 三十一日午後一時から。一般参加は定員三十人(予約先着順)。入場無料。申し込みは、同校=電044(900)0055=へ。(山本哲正)

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