大作挑戦…「いい役者に」 種之助、来月「踊りの会」

2021年7月23日 07時30分
 歌舞伎俳優の中村種之助(28)=写真=が8月6、7日、東京・国立劇場小劇場で自主公演「踊りの会」を開く。
 種之助は、中村又五郎(65)の次男。兄の歌昇(32)とともに2015年から4回にわたって勉強会「双蝶会(そうちょうかい)」を開き、大役に挑んできたが、今回は自身の主催による舞踊公演。
 踊りには定評のある種之助だが、昨年コロナ禍で外出自粛となっていた時期に自分の映像を見て「こんなにできないのか」と感じたことが今回の会を開くきっかけになったという。
 「踊りは好きですが、ただ体を動かせばいいというのではない。形が決まればいいだけでなく、流れやつながりが大事」と話し、さらに「役の性根(しょうね)が見えてこないとだめ」と厳しい。
 当日上演されるのは、本興行ではなかなか上演されないという「子守」「まかしょ」、歌舞伎役者ならみんなやりたい演目だという大作「春興鏡獅子(しゅんきょうかがみじし)」。「鏡獅子」を選んだことについて「無理してでも大作に臨まなければならない。大作は学びが多いと思う。いい役者になりたいとの思いで、大作に挑みます」と意欲を語った。
 開演は6日は午後5時、7日は正午と午後4時の2回。双蝶会事務局=(電)03・5797・7834。 (山岸利行)

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