悩ましい季節… 花粉住居侵入防げ 静電気抑える工夫を

2020年1月25日 02時00分

大貫和泉さん

 スギやヒノキの花粉が飛散するシーズンに。気象情報会社ウェザーニューズの予測では、北海道と東北の一部以外は昨年より飛散量が少ない見込みだが、花粉症の人にとっては切実な問題だ。繊維製品品質管理士の資格を持つライオンのお洗濯マイスター大貫和泉さんに、花粉を住居に入れないこつを聞いた。
 -侵入防止の基本は。
 「外出時に花粉が衣類に付着するのを抑制し、花粉をなるべく室内に入れないことが重要です。衣類に付着して住居内に持ち込まれる花粉は、一時間の換気で窓から侵入する花粉の六倍以上という実験結果もあります」
 -付着させない方法は。
 「花粉を衣類に引き寄せるのは静電気です。外出前に静電気防止スプレーを繊維に吹き付けると、アースの役割をする層ができて帯電しにくくなります。特にかばんと衣類がこすれる部分やコート、スカート、スラックスの裾は、表面に加えて裏地にもスプレーした方が効果的です。一度スプレーすれば基本的に次の洗濯まで効果は持続します。着用時にスプレーする際は必ず自分でするようにしてください。人にかけてもらうと静電気で火花が飛んで、衣類が焦げる恐れがあります」

コートの裏地に静電気防止スプレーをかける

 -静電気が起きにくい衣類は。
 「花粉は、衣類の表面に凹凸が多いほど付きやすくなります。トレンチコートやジャンパー、トレーナー、チノパンなどは付きにくい一方、ウールのコート、セーター、コーデュロイのパンツなどは花粉が付きやすいです。また、綿や麻が素材の衣類は帯電しにくく、花粉が付きにくいです」
 -他に静電気を抑える方法は。
 「洗濯の際に柔軟剤を使うと、柔軟剤特有の界面活性剤が潤滑油のような働きをして衣類同士の滑りが良くなり、静電気の発生を抑制できます」
 -洗濯物を干す際のこつは。
 「室内干しを徹底するのも良いですが、晴れた日は外で干したくなるものです。花粉の飛散量は一日の中でも時間によって変化します。例えば環境省の調査では、首都圏の都市部では、午前十一時~午後二時と午後五時~七時が飛散量のピークとされています。早朝に干し始めて、飛散が増える時間帯の前に洗濯物を取り込むと良いでしょう。各地方によって飛散量の増減時間帯は異なるので、環境省などが発信している飛散量の情報を参考に、干すタイミングを工夫してみてください」

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