米マンション崩落1カ月、建物事故で最悪レベルの死者97人 原因究明続く

2021年7月23日 20時41分
 【ニューヨーク=杉藤貴浩】米南部フロリダ州サーフサイドで12階建てマンションが崩落した事故から24日で1カ月を迎える。死者は97人に上り、米国の建物事故としては最悪レベルの惨事となった。捜索活動はほぼ終了し、地元当局は今後、原因究明を本格化させる。

19日、米フロリダ州サーフサイドで、崩落したマンションの残骸を飛び越える作業員=AP

 当局によると、身元不明の犠牲者がさらに1人増える可能性がある。現場は、がれき約1万トンが回収され、更地に近い状態となった。
 地元マイアミデード郡トップのダニエラ・カバ氏は18日、「どんな言葉もサーフサイドの痛みを和らげられない。悲しみに暮れるすべての家族が光を見つけますように」とツイートした。米メディアによると、建物事故では1981年にミズーリ州カンザスシティーのホテルで空中通路が崩れ落ち、114人が死亡、約200人が負傷したのが最悪とされ、今回はこれに匹敵する被害となった。
 原因を巡っては、3年前に建築コンサルタントが建物下部に構造上の重大な損傷を指摘していたことが明らかになっているが、特定には至っていない。現場調査官の1人は「崩落の引き金はいくつも考えられる」と述べている。
 事故は6月24日午前1時半ごろ発生。マンションの136戸のうち50戸以上が崩落に巻き込まれたとみられる。

関連キーワード


おすすめ情報