最終ランナーは大坂なおみさん「五輪に出場できること誇り」 東京五輪の聖火リレー

2021年7月23日 23時49分
聖火台に点火した大坂なおみさん

聖火台に点火した大坂なおみさん

 23日深夜、東京・国立競技場。東京五輪の聖火リレーの最終ランナーとして現れたのは、女子テニスの世界的なスター選手・大坂なおみさん(23)だった。
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 被災地の宮城、岩手、福島の3県の子どもからつながれた聖火を手に階段を上り、聖火台に火をともすと、右手を高々と掲げた。
 日本人の母と、ハイチ出身で米国人の父を持つ大坂さん。「男女平等」や「多様性と調和」など、五輪の理念を体現、象徴する存在として、聖火を点火する役割を担った。
 大坂さんは2018年、テニスの全米オープンで日本人として初めて、四大大会のグランドスラムを制覇。翌19年1月にも全豪オープンで優勝して男女を通じてアジア初の世界ランキング1位となるなど、一躍世界的なスターとなった。
 昨年夏の全米オープンでは、大坂さんは決勝までの7試合、白人警官の銃撃などで死亡した黒人犠牲者の名前が記された7枚の黒いマスクを用意。試合後のインタビューや会員制交流サイト(SNS)でも人種差別への反対姿勢を積極的に発信した。
 今年5月の全仏オープンでは、1回戦を勝ち上がった後の記者会見を、精神的な負担などを理由に拒否。その後、2回戦を棄権し、「うつ」を告白してウィンブルドン選手権を欠場するなど長期休養に入っていた。ただ、東京五輪の出場は明言。「日本代表として五輪に出場できることに誇りを持っている」と述べていた。

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