聖火は最強メダリストからONとゴジラ、そして大坂なおみさんが点火 被災地、多様性もつなぐ

2021年7月24日 00時43分
 国立競技場で行われた開会式は、日付が変わる少し前にクライマックスを迎えた。ともに五輪で3連覇した柔道男子の野村忠宏さん、レスリング女子の吉田沙保里さんが、聖火をスタジアムの中に運び込んだ。

◆レジェンドトリオがしっかりと

五輪金メダリストの(後方右から)野村忠宏さんと吉田沙保里さんから聖火をつなぐ野球の(手前右から)松井秀喜さん、長嶋茂雄さん、王貞治さん

 受け取ったのは、日本が誇る野球のレジェンド。本塁打王の王貞治さん、国民的ヒーローの長嶋茂雄さん、米大リーグでも活躍した松井秀喜さん。長嶋さんは2004年アテネ五輪で野球の監督を務める予定が大会前に病に倒れ、五輪に参加することはかなわなかった。17年を経てかなえた夢。松井さんに支えられながら、力強くフィールドを踏みしめて、火を運んだ。

◆医療従事者や被災地の子供たちの手から手へ

医療従事者(右)から聖火を受け継ぐ土田和歌子さん

 コロナ禍で医療に従事した医師、看護師、夏冬のパラリンピックに出場した土田和歌子選手(八千代工業)、東日本大震災の被災地の子供たちの手にわたり、いよいよ最終点火者へ。

◆平等、多様性の理念

聖火台に点火した大坂なおみさん

 待ち構えていたのは、テニスの4大大会を4度制し、黒人差別に反対する行動で世界的にも注目を集めた女子の大坂なおみ選手(日清食品)。トーチを手に、富士山のようなオブジェクトの真下へ。その頂上、球体の物体が開き、聖火台が現れる。大坂選手は階段をゆっくり上り、聖火台に火をともした。
 コロナ禍と戦う医療従事者に敬意を表し、被災地の子供に夢を与え、大会の理念である「男女平等」や「多様性」も具現した最後の聖火リレー。大坂選手は少しはにかみながら、平和の祭典の灯を高々と掲げた。

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