山田美諭、メダルにあと一歩届かず<テコンドー女子49キロ級>

2021年7月24日 22時35分
女子49キロ級3位決定戦 セルビア選手(左)に敗れた山田美諭=幕張メッセで

女子49キロ級3位決定戦 セルビア選手(左)に敗れた山田美諭=幕張メッセで

 テコンドー女子49キロ級では、山田美諭やまだみゆが3位決定戦で6-20で敗れた。

◆リオ大会前に大けが、初の五輪

 選手生命を左右するほどの大けがを乗り越え、たどりついた初の五輪の舞台。メダルにわずかに届かず、山田美諭(愛知県瀬戸市出身)は「必ずメダルを勝ち取ると約束していた。情けない気持ちでいっぱい」と言葉を絞り出した。
 第2シードのセルビア選手との3位決定戦。第1セットの終盤、超接近戦の場面で、膝や股関節の柔らかさがある山田ならではの上段蹴りが相手の頭部をとらえた。難敵を相手に5―5でこのセットを終えた。
 だが、ここから相手は右足を前にした構えから、反対に体を入れ替えるなどして山田を幻惑する。左右の足が中段、上段を次々ととらえる。点差はどんどん開いていった。
 本命だった2016年リオデジャネイロ五輪の国内選考会。試合中に右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂し、崩れ落ちた。入院生活で引退すらも頭をよぎったが、覚悟を決めて再びマットに上がった。
 けがの記憶を思い起こせば、その後はどんなにつらい練習も苦しい時期も乗り越えられた。「今はあのけがを経験して良かったと思っている」。表情は穏やかだった。(多園尚樹)

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