東京五輪開会式の米国での視聴者数、ソウル五輪以降で最低とNBCが公表

2021年7月25日 19時28分
 【ワシントン=吉田通夫】東京五輪の米国向け放送権を持つNBCは24日、開会式の視聴者数は速報値で約1700万人だったと明らかにした。夏季五輪の開会式の米国内の視聴者数としては、日本と同様に厳しい時差のあった1988年のソウル五輪を下回り、少なくとも過去33年で最低だった。
 ドイツのデータ会社スタティスタの統計によると、前回2016年のリオ五輪の開会式視聴者数は2650万人で、約36%減った。ソウル五輪は2269万人だった。
 米メディアによると、NBCが公表した視聴者数には、23日朝に放送されたテレビとネットによる生中継のほか、同日夜のゴールデンタイムに合わせた再放送も含まれる。
 NBCは視聴者数の減少について「この5年間で(アカデミー賞授賞式やグラミー賞授賞式など)アワードショーの視聴者数は68~72%減っている」と、五輪開会式に限った問題ではないと強調。米国では会員制交流サイト(SNS)や動画配信サービスなどメディアの多様化で、大手放送局が独占放送するスポーツ中継などライブイベントの視聴率は低下している。
 また、経済誌フォーブス(電子版)は、新型コロナウイルスの影響で大会が無観客になり、選手の感染も相次ぐなど「混乱が熱狂を抑えた」と分析した。

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