決勝 横浜×横浜創学館 悪天候予想で順延 あす頂点決まる<高校野球・神奈川>

2021年7月27日 07時15分

五回のピンチでマウンドに集まり、前田投手(左端)を励ます金岡主将(中央)ら慶応の選手たち=平塚球場で

 第103回全国高校野球選手権神奈川大会は二十六日、県内2球場で準決勝2試合を行い、保土ケ谷球場では横浜が9−1(七回コールド)で藤沢翔陵に大勝。
 平塚球場では横浜創学館が堅い守りで慶応の反撃を抑え、5−2で競り勝った。決勝進出は横浜が二〇一八年以来3年ぶり、横浜創学館は〇八年以来13年ぶり。
 二十七日の予定だった決勝は台風8号接近による悪天候が予想されるため順延となり、二十八日午前十時から保土ケ谷球場で行われる。

◆慶応 快進撃も力尽く

 最後の打者が左飛に終わると、大きな声を出し続けていた慶応ナインががっくりと肩を落とした。五回までに横浜創学館に5点差をつけられた。それでも三回以外は安打の走者を出し続けた。六回は3安打を絡めて1点を返し、七回も2番横地広太選手(2年)が適時二塁打を放ったが、八、九回の終盤にあと一本が出なかった。
 春の県大会は3回戦で横浜商に敗れ、今夏はノーシードで1回戦からの戦いを強いられた。初戦で屈指の好カードと評判になった桐蔭学園戦を1点差で勝ち切ると波に乗った。5回戦では第1シードの桐光学園に快勝した。
 金岡優仁(ゆうき)主将は「ノーシードの僕たちは挑戦者。試合を重ねるごとにチームがまとまっていくのを感じた」と準々決勝でもコールド勝ち。強豪がひしめく神奈川で頂点に立つまであと2勝と迫っただけに、金岡主将は「桐蔭の分まで勝ちたかった」と涙をぬぐった。
 父親が元プロ野球選手のエース前田晃宏投手は故障を抱え、今大会は救援に徹し、この日も四回途中から登板した。「マウンドに立ったらけがのことは忘れ、強い球を投げられた。あと一歩で負けたのは悔しいけれど、このチームでやってきて楽しかった」と涙ながらに胸を張った。
 選手は準決勝までの7試合に力のすべてを出し切った。森林貴彦監督は「前田がいたからチームが強い気持ちで戦うことができた」とうなずいていた。(安田栄治)
◇平塚球場
慶応
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横浜創学館

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