宇都宮市が地域新電力会社設立 再生エネの地産地消目指す 来年、調達・供給を開始

2021年7月27日 07時20分

記者会見で宇都宮ライトパワーの設立を発表する佐藤市長(中央)ら=宇都宮市役所で

 宇都宮市は、市内のごみ処理施設「クリーンパーク茂原」で発電した電力を、次世代型路面電車(LRT)の走行などに活用する地域新電力会社「宇都宮ライトパワー」を設立した。LRT以外にも、図書館など市有施設の電力を賄い、再生可能エネルギーの地産地消を目指す。電力の調達・供給は来年一月から開始する。(原田拓哉)
 宇都宮ライトパワーは、再生可能エネルギーの活用に取り組むNTTアノードエナジーや東京ガスなどが出資した。
 電源は、クリーンパーク茂原のほか、固定買い取り期間が終了した市内の家庭用太陽光発電を想定している。最初の一年間の電力量は、一般家庭九千世帯分の三千八百万キロワット時を見込む。
 LRTの運行に必要な電力は、すべてここから供給され、図書館、地区市民センター、体育館など二百四十カ所の市有施設で使う半分の電力も賄えるという。軌道に乗れば、市内の事業所などへの供給も予定している。
 宇都宮ライトパワーの事業収益は、地域に還元し、太陽光発電の普及やバス、タクシーの電気自動車(EV)化などに活用する。
 再生可能エネルギーの地産地消は、二酸化炭素(CO2)排出量の削減にも役立つ。佐藤栄一市長は「今を生きる市民のほか、次の世代のためにも持続可能な街づくりに寄与できる」と話している。

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