トライアスロン女子18位の高橋侑子 「理想的な結果」にならなかったが…多国籍の仲間と支え合い健闘

2021年7月27日 11時23分
トライアスロン女子 雨が降り続く中、バイクで力走する高橋侑子(左端)ら=お台場海浜公園特設コースで

トライアスロン女子 雨が降り続く中、バイクで力走する高橋侑子(左端)ら=お台場海浜公園特設コースで

 トライアスロン女子で、高橋侑子(富士通)は2時間1分18秒で18位だった。岸本新菜(福井県スポーツ協会・稲毛インター)は途中棄権。優勝はダフィー(バミューダ)で、1時間55分36秒だった。
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 「精いっぱいの力は出したが、理想的な結果にはならなかった」。それでも、高橋はゴールすると、海外の仲間と健闘をたたえ合った。
 山に囲まれ、自然豊かな小さな町。高橋はポルトガルのモンテゴルドを練習拠点にする。ポルトガル人のパウロ・ソウザコーチ率いる、15人の強豪選手が集まる多国籍チーム。練習はいつもにぎやかだ。「チームメートから学ぶことが多い。刺激を受け、切磋琢磨(せっさたくま)しながら練習してきた」
 東京都三鷹市出身。リオデジャネイロ五輪を逃した反省から、2017年1月、渡米し、サンディエゴの多国籍チームに加わった。「トライアスロンのトップ選手は国の垣根を越えて練習している。今がチャンスだと思った」。チームの拠点は、より環境のいいポルトガルへ。高橋は4年半、海外選手とともに汗を流してきた。
 「海外に行ってよかった。選手との出会い、語学もそうだし、どんな環境でも対応できるタフさ。試合にはいつもチームメートがいるのは強み」
 昨年3月末、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、チームメートはそれぞれの母国へ。高橋も東京に帰ってきた。15人から1人になり、孤独感が襲う。電話やメッセージで励まし合った。ソウザコーチからは1週間ごとに練習メニューがメールで送られてくる。必ず「心身ともに健康第一で」と気遣いの言葉が添えられて。仲間に国境はない。チームメートがいたから頑張れた。
 生まれ育った地元、東京での五輪。レース中、隣を見れば多国籍の仲間がいる。励まし合う。高橋にとって、この上ない幸せな時間だった。 (森合正範)

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