男子が力を発揮できていない…本多灯に期待、瀬戸大也は3度目の正直を<競泳・岩崎恭子評論>

2021年7月27日 20時00分
男子200メートルバタフライ準決勝のレースを終え、厳しい表情の瀬戸大也=東京アクアティクスセンターで

男子200メートルバタフライ準決勝のレースを終え、厳しい表情の瀬戸大也=東京アクアティクスセンターで

 大会5日目にして、日本は特に男子のメダル候補が力を発揮できていない印象が強い。その中で200メートルバタフライの本多ともるが、男子で初めて決勝に進めたのは喜ばしい。
 女子400メートル個人メドレーで金メダルをとった大橋悠依は、これまでなかなかベストを出せなかったが、周囲の支えで持てる力を出し切れた。特にもともと苦手だった平泳ぎで差を広げてアドバンテージを得て、最後の自由形で米国勢が追い上げてくるのにも耐えられたのが大きい。
 27日の200メートル個人メドレー準決勝も、大きく余裕のある泳ぎができていた。インタビューでは「400メートルをとっているから気持ちの余裕もある」と話しており、声のトーンも明るい。メダルが期待できるだろう。大橋は身体の線が細く、パワーよりも抵抗の少ない泳ぎが持ち味。種目のスケジュールが離れると体力面の心配があるが、今回は日程がぽんぽんと続けてあるので、それも彼女にとっては良かったのかもしれない。
 これまで2種目とも決勝に進めなかった瀬戸大也。バタフライは泳ぎが重く、後半の伸びに欠けたが、個人メドレーはそれほど調子が悪いようには感じない。3度目の正直という言葉もある。ぜひ最後の200メートル個人メドレーではメダルを狙ってほしい。(バルセロナ五輪競泳女子200メートル平泳ぎ金メダリスト)

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