<コロナと生きる@いばらき>茨城県知事「第5波入った」 感染拡大市町村に16市町指定へ

2021年7月28日 07時45分
 県内で新型コロナウイルスの感染が急拡大しているのを受け、県は二十七日、土浦市や古河市など十六市町をピンポイントで対策を講じる「感染拡大市町村」に指定すると発表した。期間は今月三十日から八月十二日までの二週間。住民に不要不急の外出や、飲食店に営業時間短縮を求める。大井川和彦知事は県庁で臨時会見し「県内の感染状況は第五波に入ったというべきだ」と述べた。(出来田敬司)
 感染拡大市町村が指定されたのは、坂東市など四市村が六月十七日に解除されて以来になる。
 今回は土浦、古河の両市のほか、龍ケ崎、常総、取手、牛久、つくば、潮来、守谷、坂東、稲敷、行方、つくばみらい市、大洗、阿見、境町を指定した。感染拡大市町村は、直近一週間の新規感染者数が人口一万人当たり一・五人を超えた場合に対象となる。
 この十六市町で午後八時から午前五時までの営業自粛を求める中小飲食店に対しては、全期間を通じ応じた場合、売上高により計二万五千円から七万五千円を支給する。
 また、感染拡大の要因の一つになっている学校の部活動の制限も求める。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置、感染拡大市町村に所在する学校との試合や合同練習を自粛してもらう。それ以外の地域でも練習試合は二チーム以内とする。
 さらに、検査で感染していないことを証明した人の旅行を促す県独自の宿泊支援策「いば旅あんしん割」についても七月三十日以降、新規の予約受け付けを中止し、既に予約した人のキャンセルを受け付ける。
 今回の感染拡大は一都三県(東京、神奈川、埼玉、千葉)との往来が多い県南、県西、鹿行で急激に進行。二十一〜二十七日の感染者の累計はつくば市で八十四人、龍ケ崎市で四十四人、古河市で四十三人、土浦市で四十二人−などとなっている。
 新たな感染者は、ワクチン接種が進んだ六十〜七十代で大きく減る一方、未接種者が多い二十〜五十代で大幅に増加している。
 こうした状況を受け、県は新型コロナの患者向けの稼働病床を三百五十床から四百床に増やすよう各医療機関に要請した。
 大井川知事は、感染状況を示す県独自のステージについて、四つの指標のうち「一日当たりの新規感染者数」「感染者のうちの経路不明者数(濃厚接触者以外の数)」が悪化していると説明。四つのステージのうち現在の「2」から二番目に厳しい「3」に引き上げたとした。
 その上で「(インドなどで見つかった)変異株への転換が感染拡大につながっている。特に、お盆の時期の遠出や会食を控えていただきたい」と呼び掛けた。

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