19歳の本多灯が銀メダル あこがれの先輩・瀬戸大也の言葉を胸に<競泳>

2021年7月28日 11時11分
 競泳男子200メートルバタフライ決勝で28日、本多ともる(19)=アリーナつきみ野SC=が終盤に追い上げ、銀メダルを獲得した。

男子200メートルバタフライで2位となり、喜ぶ本多灯=いずれも28日、東京アクアティクスセンターで

◆最後の逆転!練習の成果実る

 150メートルを終えた時点では4位。この時点で2番手とは0秒80、3番手とも0秒29の差があった。その2人を残りの50メートルで抜き去った。本多は「最後に上げる練習をずっとしてきた。本当に上げられて良かった」。1分53秒73で銀メダルだと分かると右手を突き上げ、水面をたたいて喜んだ。

男子200メートルバタフライ決勝で銀メダルを獲得した本多灯

 今大会の競泳男子で初めての決勝進出者。「良くない流れだったのでかき消してきたい」と意気込みは強かった。一番端のコースでも「自分のレースをすればいい」。世界記録保持者のミラクが頭一つ抜けた存在なのは織り込み済み。2位に食い込めるよう、強みを生かした作戦が見事にはまった。

◆次の五輪ではさらなる成長を

 「常にベストを狙っている」と日本記録保持者の瀬戸にあこがれのまなざしを向けてきた。だが、その先輩は今大会で不調が続き、前日の準決勝で敗退した。「おまえならできる」。そう声を掛けられ、気合が入った。
 神奈川県出身の19歳。決勝後、2秒以上も差をつけられた2歳上のミラクへの対抗心も忘れなかった。「今は勝負にならなかったと思うので、次に五輪で戦うときは彼が楽しんでくれるレースをしたい」。伸び盛りのスイマーには、日本のバタフライを引っ張る決意がある。 (磯部旭弘)

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