選手村のエアコン1万3000台、大会後の再利用は不透明

2021年7月28日 20時21分

報道陣に公開された選手村居住棟の室内に設置されたエアコン

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の環境への取り組みは、選手村の備品を巡っても懸念が残る。各居室には合計でエアコン1万3000台、トイレ5000基、給湯器4000台が設置された。すべて新品だが、パラリンピック終了後は分譲マンションへの改修工事をするため、全て撤去されるという。
 組織委の北島隆ビレッジゼネラルマネジャーは6月、本紙の取材に「エアコンはリース会社に返す。再利用しやすい性能なので、工事現場などで利用されると思う。ただ1万3000台もあるので、すぐには使われないだろう」と話した。中古市場の関係者によると、エアコンは保管中の性能の維持が難しく、設置に手間がかかるため、繰り返しの利用に向かず、使用後は廃棄物処理業者に回収してもらうことが多いという。
 組織委をめぐっては28日に五輪開会式の際、スタッフやボランティアに用意した弁当など1万食分のうち、約4000食分が消費されず、処分したことが分かり、インターネットなどで批判を浴びている。

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