両崖山火災の廃木で炭染めしたTシャツの収益金 足利市に寄付 染色業・初山さんら

2021年7月29日 07時48分

早川市長から感謝状を贈られ、笑顔の初山さん(中)と高橋さん(左)=足利市役所で

 足利市の山林火災の焼け跡から集めた廃木で炭染めしたTシャツとトートバッグをチャリティー販売した染色業の初山亮二さん(56)と企画担当の高橋仁里(きみさと)さん(45)が二十八日、足利市役所を訪れ、収益金十万円を早川尚秀市長に手渡した。
 「公的な支えもあり磨いてきた炭染めの独自技術。役に立てて本当に良かった」と初山さん。早川市長は「発想が素晴らしい。心意気を感じた」と感謝した。寄付金は「ふるさと足利応援寄付金」として山林再生に役立てられる。
 山林火災は今年二月下旬、同市西宮町の両崖山(二五一メートル)山頂付近から出火し、二十三日間延焼、約百六十七ヘクタールを焼失した。初山さんらは鎮火後、山の斜面を上り、廃木約十キロを拾い集めた。廃木を炭染めの原料にしたTシャツとトートバッグ各百点は三週間で完売した。関東一円から百件を超す問い合わせがあったという。
 市ではふるさと納税の返礼品として魅力ある商品を募っており、初山さんらは新たな炭染め商品を提案する予定という。(梅村武史)

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